都内にある有名高級マンションのエントランスに貼られた張り紙が物議を醸している。
8月24日、X上にあるユーザーが、上記の文言が書かれた張り紙の写真を投稿。
そこには、《Amazon 宅配業者へのお知らせ》という書き出しとともに、《建物の美観を損なう恐れのある「角バッグ又は籠等」を使っての館内配達は禁止です》と書かれ、《損壊の恐れがある行為として警察に通報します》という忠告が書かれていた。張り紙の名義はマンションの管理室となっている。配達員がひと目でわかるように、部屋番号を打ち込むオートロックの上に貼られていた。
当該マンションは、東京・渋谷区の好立地にあり、3LDKで管理費込みで45万円以上の家賃という高級マンション。美観を理由に、Amazonの宅配業者を厳しく糾弾するような張り紙に対して、X上では批判が相次いだ。
《何様だよ》
《配達員に対して酷すぎる言い草 何様?》
《一個一個配達するのにいちいち車まで戻って配達しろってことだろ。仕事にならないだろ》
《角バッグ?ってウーバーもよな? こんなダルいマンション配達員さん拒否しまくりやろ 困るのは入居者》
《なんと愚かな張り紙を出すマンションなんだろう。このマンションには一切の配達を拒否すれば良い。ただそれだけ。郵便物以外は一切届かないマンションになれば良い》
《それなら管理人室で一括預かりしたら? わざわざ防犯カメラ作動中と記載する位だし建物に疵つけられたくないんだろうが、余りにも糞対応だろ》
この張り紙が、貼られるに至った経緯と見解について、当該マンションの管理会社に聞いたところ、次のような回答があった。
《お尋ねの「宅配業者向けのお知らせ」につきましては、配送業者が荷物を配達する際に用いるプラスチックダンボールなどでマンション内の壁紙や床が傷つく事案があり、注意を呼び掛けるために約2年前から掲示していたものです。
今回、不適切な掲示ではないかとのご指摘があったことから、あらためて確認したところ、注意を促すという趣旨から逸脱した表現があったことから、掲示はすでに撤去いたしております。今後は、注意を促す際にも掲示内容に十分留意しながら、配送業者の皆様に理解と協力を得てまいりたいと考えております》