《本日は、阪神間の様々な場所で街頭活動を行いました。老若男女多くの方と話し、そして握手をし、本日もパワーをたくさん頂きました。ありがとうございます。いよいよ今週の日曜日が、兵庫県知事選挙の投票日となります。残りの日にちも全力で駆け抜けます!》
11月14日、自身のXを更新し、こう綴ったのは元兵庫県知事の斎藤元彦氏(46)。内部文書告発問題で県議会から不信任決議を受け、9月30日に失職。これに伴って、11月17日に投開票が行われる県知事選を戦っている。
パワハラ、おねだり疑惑で世間から猛バッシングを受け、再選は絶望的かと思われた斎藤氏は11月9日、JR尼崎駅で行われた街頭演説会に登場。
会場には約3000人の聴衆が駆けつけ、大変な盛り上がりに。斉藤氏本人も「ちょっとびっくりしております。今までで一番多い人で……。すごいですね。ありがとうございます。人の多さにびっくりして言葉が出てきません」と、動揺している様子だった。
聴衆から「がんばれ」「もうひとりでないよ」との掛け声が飛び、そして演説の最初と最後には「サイトウ、サイトウ」の“サイトウコール”がこだましていた。
全国紙記者は言う。
「斎藤氏が支持を集めるのにはいくつかの要因が考えられますが、なかでも大きいのは彼のパワハラ、おねだり疑惑が捏造されたものだという説が、SNS上で広まっていることです。11月9日に配信された『現代ビジネス』の記事でも片山安孝前副知事(64)が“告発文書は、齋藤県政転覆のためだった”と語っていました」
“さいとうさん応援しています!”と書かれたうちわを持っていた母子にも話を聞いた。
「うちわで応援したら目立つかなと思い、うちわを用意しました。でも念のため、スタッフの方に、『このうちわで応援したらご本人は嫌がりますか?』と確認したんです。そしから『いや、かえって本人は喜ぶと思います(笑)』とおっしゃったんで、使わせていだだきました」(母親)
うちわはもともと別の選挙で使う予定だったようだ。娘が明かす。
「最初に政治に感心をもったのは、都知事選の石丸さん。これは東京まで応援にいかないとと思って、うちわを用意し、“石丸さん応援しています”と書いて東京に行く予定だったんですが、なかなか日程があわなくて断念。うちわが余ってしまっていたんです。それを昨日の夜、突然思いだして、慌てて、“さいとうさん応援しています”と書いて作りました」
母子は「次の尼崎商店街の練り歩きにも応援しにいきます」と語っていた。
スーツケースを引きながら演説会に参加していた50代女性はこう語る。
「もう、斎藤さんのことを見ていたら、居ても立っても居られなくって今朝の飛行機で沖縄からきました。実は過去に兵庫県に40年くらい住んで、5年前に沖縄に引っ越したんです。
沖縄では少ししか報道されていないんですけど、YouTubeやXは見られますからね。斎藤さんの事務所に訪れて、応援メッセージを書いて、その足で来ました。演説会の盛り上がりをみて、たくさんの人が応援していることがわかって、今ホッとしています」
選挙権はないながらも、数日間、兵庫県に滞在し、斉藤氏の応援を続ける予定だという。果たして、斎藤氏は再選できるのか。