■「言ってることが支離滅裂」小西氏にホリエモンがブチギレ
日中問題について議論が交わされるも、「後のことも考えられずに言ってしまっている高市さんは総理として非常に危ない」「今のような事態になることを想定する能力がなかった」と高市氏の首相としての資質を度々問題視していた小西氏。
議論が進むなか、堀江氏は「高市さんを支持する人たちの多くは、割と中国に対して強い姿勢を求めてきますよね」「求めてくると、やっぱそれが世論ってなっちゃうわけじゃないですか」と懸念。
細野氏が「そういう世論に流されないように、高市さんはやってきてるんですよ」と説明し、「今回の発言はそこの人たちに対してメッセージを出すとか、ましてやウケを狙う意図ではないです。それは危険だということは、高市さんそのものはよくわかっています」と“代弁”していた。
しかし小西氏は、「どう考えても存立危機事態って発言しちゃってるので、多分、高市さんは支持者のことをどこまで考えたかどうかは別にして、踏み外した発言をしちゃってるんですね」とコメント。
さらにその原因について、「夜中の3時に総理大臣が公邸に入って、自分で答弁書を読むっていうのは……。私、元官僚なんですけども、(中略)ありえないです」とバッサリ。高市氏が衆院予算委員会の初日にあたる7日の午前3時すぎから、首相公邸で秘書官らと答弁準備に臨んでいたことを問題視したかたちだ。
小西氏は再び「高市さんが総理大臣の仕事というものを自分でマネジメントできてない」と述べ、「答弁書を頭から読む政治家なんて、1人で読む人なんていないわけですよ」と異論を呈していた。
堀江氏が「(首相が答弁書を)全部読んじゃダメなの?」と質問すると、小西氏は「全部読むんですが、塾でですね、子供にですね、何から何まで(中略)あの、つまり……」と笑いながら例を挙げて説明しようとする。しかし堀江氏から、「何が言いたいんですか?効率が悪い?」と聞き返されることに。
小西氏はその後も例え話を出し、「自分で会社の経営の判断をするときに、プロの職員だとか役員だとかを全然置かずに、まったくそこの意見を聞かずに、自分だけで会計の専門家でもなんでもない社長さんが判断するみたいなことを、高市さんは(やってる)」と説明。
しかし堀江氏は賛同できなかったようで、間髪入れずに「いやいや、それはさ、会社経営わかってねぇんだからさ、適当なこと言うなよって思いますけど」と真面目なトーンで反論。小西氏が「そうですかね」と返すと、「はい。僕は全部読んでましたよ、割と」と自身の経験を述べていた。
その後も小西氏が「ホリエモンさんは会計のことも分かってやっていて……」と述べようとすると、「だから、社長が会計を分かんなくて仕事ができるかっちゅう話ですよ」と語気を強めた堀江氏。小西氏が「いや、できないと思いますよ」と返すと、困惑したような素振りを見せながら「だから、(小西氏の)言ってることが支離滅裂」と苦言を呈していた。
小西氏が「つまり社長さんは、会計の専門家のアドバイスを受ければ、その本質が分かって、会計も含めた会社の経営ができる方が本当の経営者です」とまとめようとするも、堀江氏は頭を掻きながら「何を言ってんのかわからないんだけど、何を批判してんっすか?」「高市さんは他の人の意見を聞いてないっていうことを批判してるわけ?」とヒートアップの様相を帯びることに。
それでも小西氏は表情を崩さずに「そういうことです」とコメントし、「総理大臣が夜中の3時に……」と続けようとしたが、堀江氏は「夜中の3時をすごい強調しすぎじゃない?」と疑問視。これに対して小西氏は、「他の総理大臣は(早朝の)6時や7時でやっていたものを、夜中の3時に入ってやっているのが問題。いや、皆さん、これ恐ろしいことですよ」と訴えていた。
ここで林氏が「(高市氏が)官僚とセットで読んでないってことが問題だってことですか? 1人で読んじゃうと間違えちゃうんじゃないかってことですか?」と尋ねると、「そうです。その間違いをやったのが、今回の存立危機事態発言です」と主張していた。
