■「いい加減引退されたら?」重鎮議員の引退で再燃する議員定年制の必要性
いっぽう次期衆院選への出馬を見送った“高齢議員”は、菅氏だけでなはない。自民党の遠藤利明元総務会長(76)と共産党で約24年にわたって委員長を務めた志位和夫議長(71)も、不出馬を表明している。
与野党で重鎮政治家が退く傾向に、Xではこんな声も。
《小沢一郎(83)や麻生太郎(85)はまだ引退しないで出馬するのか??》
《菅さん政界引退か、麻生さんや小沢さん辺りもそろそろ身を引かないのかね》
《ところで茨城2区現職の額賀議長は82歳らしいけどいい加減引退されたら?77歳の菅さんが引退してるのに80代はさすがに引退した方がいいよ(麻生さん85歳、小沢さん83歳、森山さん80歳も)いつまで権力にしがみついてるの?》
《71歳の志位和夫氏、76歳の遠藤利明氏、77歳の菅義偉氏は引退表明。85歳の麻生太郎氏は?》
名前が挙げられた自民党の麻生太郎副総裁(85)や森山裕前幹事長(80)、額賀福志郎衆院議長(82)、立憲民主党の小沢一郎氏(83)は“超高齢議員”にあたるが、まだまだ政治家としての意欲を見せている。
「テレ朝NEWS」によれば、麻生氏は18日に引退について「やり残したこともないわけじゃない。(引退は)それをやり上げてから」と報道陣に語ったという。
また、森山氏も16日に出演した『報道1930』(BS-TBS)で、公明党と立憲民主党が「中道改革連合」を結成した話の流れで、「もし将来的に誘われたらどうされますか?」との質問に「私は自民党で育ってきた人間ですから、自民党の国会議員として最後まで頑張っていこうと思います」と意欲を語っていた。
小沢氏も頻繁にXを更新して発信を続けており、17日には《自民党に選挙で巨大な鉄槌を下すべき》とつづるなど退く気配は見られない。前出の全国紙記者は、こう続ける。
「遠藤氏も菅氏と同じく“後進に道を譲る”意向を示しており、70歳を超えたあたりから引退を考えていたそうです。志位氏は“今後も議長としての責任を果たす”としていますが、’24年1月に党委員長を田村智子氏(60)にバトンタッチしたことをきっかけに世代交代を決断したようです。
いっぽう麻生氏や森山氏らはベテラン議員として健在ですが、誰しも高齢になるにつれて身体機能が低下しやすくなり、細心の注意が必要です。’23年11月に細田博之前衆議院議長(享年79)が急逝したことも、記憶に新しいでしょう。体調が思わしくないなか、死の1カ月前まで議長を務めていたことに驚きが広がっていました。
こうした事例もあり、一般企業と同じように国会議員にも定年制導入の必要性はたびたび議論されてきました。自民党では、内規で衆院選の比例代表候補に“73歳定年制”を設けています。’03年の小泉純一郎元首相(84)政権下で導入され、当時80代だった宮沢喜一氏(享年87)、中曽根康弘氏(享年101)が政界を引退しました。
それ以降、目立った適用はありませんが、’21年に青年局が“73歳定年制”の堅持を党本部に申し入れるなど党内でも重要視されている傾向にあります。参政党の神谷宗幣代表(48)や国民民主党の玉木雄一郎代表(56)などのように他党の代表者も若返りが活発化しているなか、政界全体で世代交代が求められているでしょう」
かつて国会議員で最高齢と言われていた二階俊博元幹事長(86)は、’24年10月に派閥のパーティー収入不記載問題の責任をとって政界を引退した。同年3月に衆院選への不出馬を表明した際に「年齢の制限があるか?お前もその歳がくるんだよ、バカヤロウ!」と記者を一喝していたが、いま振り返ると潔い引き際だったのかも?
画像ページ >【写真あり】「ピクリともしない」総裁選でうつろな表情の菅義偉元首相(他2枚)
