■「高市さんサイドとはコミュニケーションを」…火に油を注いだ“PR動画”
そんななか、騒動をめぐって批判の矛先が向けられている人物が――。
それは、DAOの母体であるYouTubeチャンネル「NoBorder」を手がけ、同プロジェクトの旗振り役である実業家・溝口勇児氏(41)。ビジネス系YouTubeチャンネル「REAL VALUE」の主宰者であり、格闘技イベント「BreakingDown」のCOOとしても知られている人物だ。
同プロジェクトの公式サイトでは《いかなる政治的意図も持ち合わせていません》《現時点において、本トークンは、高市氏と提携または承認されているものではないことにご留意願います》と注意喚起されているが、高市氏の名前やイラストを用いてアピールされているのは事実。
しかし高市首相が自ら関与を否定したことで、“高市首相の名前を無断で商用利用した”“詐欺行為”などと批判が噴出する事態に。さらに火に油を注いだのは、2月25日に公開された「REAL VALUE」の動画のオープニングでの一幕だ。
溝口氏は“ホリエモン”こと堀江貴文氏(53)や“元青汁王子”こと三崎優太氏(36)ら著名実業家らに「SANAE TOKEN」をアピールし、高市氏との関係性を匂わせるような発言もしていたのだ。
動画内で堀江氏から「なんか、すげぇトークン出すらしいじゃん」と向けられると、「いや、そうなんすよ。NoBorderの『Japan is Back』ってプロジェクトからですね、『SANAE TOKEN』を発表します」と明かした溝口氏。
出演者のひとりから「どんな内容なんですか?」と質問されると、溝口氏は「NoBorderアプリコミュニティの意見を踏まえながら、藤井先生(京都大学大学院・藤井聡教授)が中心となって進めてくださっているプロジェクトです」と前置きし、こう説明していた。
「もともとNoBorderアプリでは、『ブロードリスニング』という民意を新技術で集約し、政策決定者に届ける取り組みを進めてきたんですけども、その議論のなかで、参加者を広げるためにインセンティブとしてトークンを活用できないかっていう声が、コミュニティのなかから上がりました。そのなかで名称も民主的に選ばれたリーダーを象徴する言葉として『サナエ』を冠とする流れになって、結果、今回その『SANAE TOKEN』を発行するに至りました」
この説明に堀江氏は「トークンを社会参加の設計に使うのは、本来あるべき姿だよね」と語り、「なんか金儲けばっかりになっちゃってるからね。単なる投機じゃなくて、社会実装に向かう動きっていうのは、意義があると思いますね。高市総理にも届くといいですね」と賛同。
すると溝口氏は、こう打ち明けていたのだ。
「実は高市さんサイドとは、なんか結構コミュニケーションを取らせていただいていて。『REAL VALUE』クラブの会合にも来てくださいと、『REAL VALUE』クラブの集まりにも来てくださいって話はさせていただいてるんで」
スタジオでは「えー!」「すごい!」と驚きの声が上がり、三崎氏も「え、そんなことになってるんですか?じゃあ高市さんが来て、『REAL VALUE』クラブのみんなと写真撮ったりできるかもしれないってことですよね?」「そんときにトークンの話もしたらビックリしちゃうかもしれないですよ」と期待を寄せていた。
堀江氏も「1年前は想像もしなかったような、みんなも全然想像しなかったような世界線に行ってると思いますので」と語り、こう力強く訴えていた。
「じゃあ、みんなで応援したいと思うんで。『SANAE TOKEN』および『Japan is Back』プロジェクトに、いってらっしゃい!」
