「知的財産権侵害が生じた際の、損害の回復と侵害者の利益の剥奪を確実にする民事救済措置の導入、集団的な権利行使可能とする仕組みの構築の検討を、スピード感を持って進めてまいります」
6月12日、自らが本部長を務める「知的財産戦略本部」の会合でこう語っていたのは、高市早苗首相(65)だ。生成AI(人工知能)が普及したことで、画像や動画の生成が容易になった時代。日本の知的財産を守るため、国内外での知的財産の侵害に対応する認定団体の創設も検討されているという。
だが、そんな高市首相の努力をあざ笑うかのような行為を繰り返してきたのが、米国のドナルド・トランプ大統領(80)やホワイトハウスのSNSアカウントだ。
9月9日、ホワイトハウスの公式Xアカウントが《Hey! Listen!(ねぇ! 聞いて!)》の文字とともに、NINTENDO 64用のゲームソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」風の動画をポストしたのだ。
8日にリメイク版の発売日が発表され、話題となっている「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に便乗した形のポストだ。「Hey!」「Listen!」は64版のゲーム内で、主人公リンクのサポートを務める妖精ナビィが頻繁にする言葉でもある。
34秒の動画は《THE LEGEND OF TRUMP(トランプの伝説)》《MAKE AMERICA GREAT AGAIN(アメリカをふたたび偉大に)》のロゴから始まるが、ロゴのデザインも、流れる音楽も、NINTENDO 64版「時のオカリナ」にそっくり。
さらに、NINTENDO 64時代を思わせるポリゴン風のトランプ大統領が登場。トランプ大統領はホワイトハウスに向かって走っていくが、動画内に表示されているハートや装備選択などのUI(ユーザーインターフェース)も、「時のオカリナ」ゲーム内で表示されるものと見分けがつかない。
そして、動画は執務机に座ったトランプ大統領が書類に署名している場面に移り、《President Trump is working tirelessly…TO MAKE AMERICA GREAT AGAIN!!!!(トランプ大統領は精力的に働いています…ふたたびアメリカを偉大にするために!)》という文字が表示される。
