■「(立憲旧執行部は)語る言葉がないのでしょう。だが責任は選んだ組織全体にある」
――今回の中道分解に至る過程で、野田佳彦氏(69)や安住淳氏(64)ら旧執行部が表舞台で公に十分な説明を行っていない。このことに対しても国民の不満が募っている。
「お2人が公の場で語られないのは、もはや“語る言葉もない”ということなのだと思います。ですからそこに過度な期待は持てないでしょう。
しかし、組織論として考えた場合、旧執行部だけを責めるのも違います。その執行部を選挙で選び、組織決定を受け入れてきたのは、党に所属する我々国会議員一人ひとりであります。
これは党全体、議員一人ひとりが背負わなければならないものだと思っています」
―――でもホンネでは、旧執行部の対応に、怒りを感じているのでは?
「私は前回の立憲代表選で敗れた立場です。“自分が勝っていれば”という思いはあります。勝てなかった自分自身の力不足には強く責任を感じています。
ですが、負けた以上、敗れた執行部に対して個人的に怒る立場にはありません。ただ、もし私が代表に留まっていたら、他党との政策連携はあっても自党を解体するような大博打を打つというようなことはしなかった。
それは、たとえ辛く苦しいときでも安定的に組織の歴史を地道に積み上げていくことが信頼につながるからです」
■「一人から『あるべき野党の姿』を実践する。志を共にする無骨な志士とともに」
――9月28日、無所属の緒方林太郎氏と2人で新会派「志士の会」を結成しました。骨太の一匹狼として知られる緒方氏とタッグを組んだ経緯は?
「緒方さんは元民主党の仲間で世代も近く、以前から親交がありました。野武士のような骨太さを持つ志の高い人物です。
私が新党に参加しないと決めた際、以前から一人で活動していた緒方さんに“一人会派になるので色々教えてください”。そして“一緒にやる考えはありますか?”と、私の方からお声がけしたのがきっかけです。
会派名の『志士の会』は私が考案しました。地元・京都には坂本龍馬ゆかりの寺田屋があります。志士たる緒方さんとともに、私自身も志士足らんという決意を込めました」
――2人会派だと、政党交付金はゼロ。国会の事務職員や院の車もつかないなど運営上の制約が大きいのでは?
「委員会も自由には選べませんし、厳しさはあります。しかし、自ら選んだ道ですから不満は一切ありません。私たちが目指すのは、単に与党へ噛みつき、攻撃すること自体を目的とする野党ではありません。
“この人たちなら政権を任せられる”と、国民に思っていただけるような“あるべき野党像”を自ら実践することです。
安易な人数合わせで政党化(5人以上)を急ぐのではなく、現実的で責任ある政策路線を共有できる信頼できる仲間を一人ずつ募っていきたいと考えています」
