「演出をやるようになってから、(後輩の)個人の魅力や個性を知るようになりました。このコはメンタル強い、このコは弱いとか。細かいところまでわかるようになりました。反抗期のコもいたりするので、接し方は難しいですけどね」

 

そう語るのは、舞台『滝沢歌舞伎』で主演を務める滝沢秀明(32)。幅広い層から根強い支持を受け続け、今年で10年を迎える『滝沢歌舞伎』。その記念として、滝沢の舞台のファンである漫画家でコラムニストの辛酸なめ子さんに、タッキー舞台への思いや疑問をぶつけてもらいました!

 

辛酸「雑誌のインタビューで『主役は一人一人だ』と教えられて感動したと後輩の方がおっしゃっていました。そういうふうに後輩を育てる方法、自分なりの何かがあるんですか?」

 

滝沢「みんなそれぞれが出演している意味を感じてほしいんです。どーせ俺、主役じゃないし、とか後ろのほうで見えないだろうな、とかそういう気持ちでステージに立ってほしくない。みんなそれぞれが主役、自分の代わりはいない、っていう意識を持ってほしい」

 

辛酸「役も滝沢さんが決める?」

 

滝沢「もちろん、全部やります。この人は、これやらせたらかっこいいだろうな、とか考えて」

 

辛酸「福岡公演で(ジャニーズJr.の)深澤さんと毎日ご飯を食べていたとか」

 

滝沢「そうですね、おごってもらえるからじゃないですか(笑)」

 

辛酸「おごられ上手なんでしょうか」

 

滝沢「僕もね、知らない博多を一人でぷらぷらするより、誰かいたほうがいいかな、と思いまして。まあ、深澤がいてよかったですけどね」

 

辛酸「先輩が必ずおごる風習が?」

 

滝沢「ありますね」

 

辛酸「彼らが行きたいお店が、高いお店の場合もありますか?」

 

滝沢「基本、お店のリサーチは後輩がやって、そこに一緒に行って先輩におごってもらう。僕もそうでしたから」

 

辛酸「今まで先輩に『割り勘で』と言われたことはありますか?」

 

滝沢「ないですね(笑)」

 

辛酸「後輩のなかで、このコはイケメンになるんじゃないか、とか成長ぶりがわかったりしますか?」

 

滝沢「僕にはわからないけど、それを読んでいるジャニーさんはすごいな、と思います。僕らはジャニーさんが選んだコたちを面倒見る、ってだけしかできないんです。彼らがだんだん自信がついて変化して、色気が出てきたり、かっこよくなったりしていきます。それは僕らが変えているのではなく、本人たちが変わっていくんです。その可能性をジャニーさんが何十年も前から想像されてきてるんだと思いますね」