11月20日、松本明子がデビュー30周年記念アルバム『くとうてん』のリリースを記念して、池袋サンシャインシティ噴水広場でイベントを開催した。イベント前の囲み取材会場に現れた松本は、大勢の記者やカメラマン、テレビクルーを見渡し「皆さん、ホンモノですか? 絶対にどっきりでしょ?」と驚きを隠せない様子。今回の作品は、松本明子30年の芸能活動で初のアルバムリリース。「定期貯金を崩して、自費制作しました(笑)。いつも節約生活をしているので、家族会議で夫も許してくれた」のだそう。今後の夢を聞かれると「またお金を貯めて、まだ一度もやっていないライブを開きたい」と語った。イベント本番では500人の観客が集まり、真っ赤な和服姿の松本が登場。ステージに置かれた畳の上に正座して「多少の空白はありますが(笑)、30周年を迎えることができました」と、ここでも自虐ネタを交えつつ、感謝の言葉を伝えた。披露した曲は、アルバムにも収録された八神純子のカバー曲『想い出のスクリーン』、作詞・松井五郎&作曲・後藤次利という黄金コンビによる オリジナル曲『Dan Danでいいよ』、アルバムタイトル曲『くとうてん』。『くとうてん』を披露する直前、突然花束を持った後藤次が登場。「30年前には僕の力及ばず、ずっと申し訳ないと思っていた気持ちをアルバムに込めました」と後藤。「今日は罪滅ぼしのために不慣れなギターを弾きます」という後藤の伴奏で『くとうてん』を披露。仕事がなかったデビュー時期、事務所の寮があった国立駅のベンチで時間をつぶしていた頃からのことを松本自ら作詞したというナンバーを感情たっぷりに歌い上げた。ライブ終了後には握手会も開催。「AKB48以上にねっとりとした握手をします(笑)」という松本のもとに、多くのファンが列をなした。--------------------------------------------------------------●デビュー30周年記念アルバム「くとうてん」について2013年11月20日発売2,000円(税込)AVCA-74032avex entertainment●収録曲目1. 想い出のスクリーン2. う・ふ・ふ・ふ3. たそがれマイ・ラブ4. 波状の扉5. Dan Danでいいよ6. 北ウィング7. くとうてん●HPhttp://avex.jp/matsumoto-akiko/index.html