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7月24日から三日間、新潟県苗場スキー場でフジロックが開催。ウィンタースポーツのメッカが、十数万人のロックファンが集まる日本で一番アツい場所となった。
最終日の26日、今回の目玉の一つ「頭脳警察」が遂に現れた。結成40周年の伝説のロックバンドがフジロック初出演ということで、ファンの注目が集まった。
日本のロックにこだわり続けた「頭脳警察」が、いきなりステッペンウルフの「Born to be Wild」を日本語でカバーして登場。意表をつかれたファンは一気にヒートアップ。
「悪たれ小僧」「万物流転」といった70年代90年代の代表作で会場をさらに盛り上げ、新曲「俺たちに明日はない」を発表。熱気はピークに達した。
最後は絶妙にシンクロする「サマータイム・ブルース」から「銃をとれ」のメドレーで締めくくった。「サマータイム・ブルース」の歌詞は、故・忌野清志郎のもの。清志郎の訃報に、「天敵がいなくなったらつまんねーじゃねーかー」とコメントをしたPANTAらしい追悼曲であった。
ライブが終了直後に、ゲリラ豪雨が雷を伴ない突如発生。演奏が終わるまで雨が降らなかったのは、雨男として有名なPANTAへの「天敵」から贈り物だったのかもしれない。
photo by SHIGGY & 高田崇平