覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された女優酒井法子被告(38)の夫で、同法違反の罪で起訴された高相祐一被告(41)が16日午後5時10分すぎ、拘置先の警視庁渋谷署から保釈された。保釈後高相被告は「すべて私の責任です。申し訳ございませんでした」と頭を下げ、グレーのワゴン車に乗り込んだ。車が渋谷署を出発する際、男に革靴を投げつけられるなど騒動があったが、高相被告らを乗せた車はそのまま出発。途中車を乗り換えるなどして報道陣とカーチェイスを繰り広げたが、東京・恵比寿ガーデンプレイス内に姿を消したまま行方がわからなくなっている。翌17日、東京都港区にある高相被告の実家には複数の報道陣が詰めかけたが、同被告は姿を現さなかった。実家には身元引受人の父親、次郎氏が経営するスキー関連用品店関係者の出入りがあったが、高相被告の帰宅については「わかりません」。その後高相被告が実家に戻る気配はなく、どこかに滞在していると見られたが、21日には既に実家に帰っていると捜査関係者が明かした。東京地裁での初公判は10月21日に控えている。(撮影:江口明裕)