中日劇場で開催中の『デビュー15周年記念 水森かおり 新春公演』で初の1ヵ月座長公演に挑んでいる歌手・水森かおり(36)が12日、同劇場で会見した。公演は芝居と歌謡ステージの.2本立て。第1部の芝居は、昭和30年代後半、東京オリンピック景気に沸く名古屋・大須商店街を舞台に、東京からやってきた明るく元気な娘、水森かおり(役名)が食堂で働きながら巻き起こす笑いと涙の心温まる人情劇。続く第2部の歌謡ショーでは、ヒット中のシングル『安芸の宮島』や昭和30年代の名曲のカバーなど全22曲を熱唱。昨年の『NHK紅白歌合戦』で着た桂由美デザインの衣装も披露し、同公演のスペシャル構成のステージで楽しませた。初日から大盛況で、水森は「15周年の幕開けをこのように迎えられて本当に嬉しい。デビューしたときは想像もできなかったこと」と笑顔がはじけた。また、第2部では初挑戦とは思えない演技で観客を魅了したが「先輩に迷惑をかけてはいけない」と稽古前から準備し始め、セリフを完璧に頭に入れて稽古に臨んだという。水森自身は「日に日にアドリブが増えて楽しい毎日です。面白すぎて、舞台上で笑ってしまいそうになることも」と楽しんでいる様子だった。劇中では俳優の宮川一朗太(43)との恋愛シーンもあるが、自身の恋愛には「今は歌が大事。あと5年はない」と消極的だった。(撮影:江口明裕)

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