8日、東京・有楽町の朝日ホールで、映画『ばかもの』の完成披露試写会が行われ、ダブル主演の成宮寛貴(28)、内田有紀(35)と金子修介監督(55)が登壇した。同作は、芥川賞作家・絲山秋子(44)の同名小説を映画化。大学生のヒデ(成宮)と、ぶっきらぼうだけど素直な面がある額子(内田)との10年に及ぶラブストーリー。成宮は、「10年分のヒデを演じましたが、10年ってめちゃ長いですよね。いきなり10年後を演じたわけではなく、少しずつ変化していく姿を演じるのが大変でした」と役作りについて振り返った。一方、年上の女として強気な面を持つ額子を演じた内田は、「ギャップが魅了的な役だと感じました。額子はすごくぶっきら棒に見えるけど、内面は繊細で女の子らしいんです。その中に、見えるダメな部分を最後まで演じたいという気持ちで撮影に臨みました。あまり大変じゃなかったんですよ」と話した。成宮は内田との共演に「テンション下げて演じるのが大変でした。中学の時、学生手帳のところに内田さんの写真を入れていてすごいファンだったんですよ」と語り、「本当にキレイ」と連発していた。内田は「こんなに言ってもらうと何言っていいか分からない」と照れ笑いした。(撮影:江口明裕)

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