「突然、押しかけるように何の前触れもなく来られたので驚きました。3時間ほどで、すぐ帰られましたよ」(新潟県長岡市役所関係者)
10月2日、突如、新潟県長岡市を訪れ、“幸子米”の稲刈りを決行した小林幸子(58)。“幸子米”とは、新潟中越地震復興の一環として06年から始まった企画。毎年、幸子や所属事務所元社長、元専務らが、この地で田植えから稲刈りまでを手伝い、“幸子米”と名付けた無農薬のコシヒカリを収穫してきた。
昨年は、東日本大震災の被災地にも届けられた“幸子米”。今年も収穫を終え、小林は満足げだったという。だが、そのいっぽうで、地元住民からは批判の声が上がっていた。地元住民のひとりはこう語る。
「幸子さんは今年、田植えもしなかったし、収穫までまったく連絡をよこさなかった。その間、田んぼは、地元の婦人グループが耕してきたんです。しかし彼女たちにお礼もなく、ときどき自分のグッズを送ってきただけ。それでいきなり来て、ちょっと稲刈りをされても……。パフォーマンスに感じてしまいますよ」
“幸子田”所有者は地元選出の国会議員・長島忠美議員(61)。彼は今年4月、「この稲作は、小林さんと元社長と元専務の3人でやってきたもの。全員にご恩があるので、小林さんひとりの意向だけ受けることはできない」と田植えを望む小林の要請を断った。
「“幸子田”は、元社長や元専務が間に入って地元の折衝をしてきた。田植えや稲刈りも、彼女たちが一緒になって泥だらけで作業をしてきた。そうしたフォローがなくなったから、地元の人からすれば『冷たくなった』と感じたのでしょう」(レコード会社関係者)
稲刈り当日、小林の姿勢にはこんな声も上がっていた。
「稲刈りに来たというのに、彼女はほんの4束か5束ほど刈り取っただけだったそうです。同行した人は田んぼに入るのに長靴すら持って来ていなくて、靴下をはいたまま田んぼに入っていました」(長岡市山古志支所員)