4月24日、映画『終戦のエンペラー』の発表会見が行われ、キャストの西田敏行(65)らが出席した。
今月14日に亡くなった三國連太郎さん(享年90)とは、映画『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にわたり共演してきた西田。三國さんへの思いを聞かれると「『釣りバカ』シリーズは三國さんなしではありえない」ときっぱり。それでも「三國さんは釣り自体は楽しんでいませんでした。釣りを楽しむ“スーさん”を演じるということを楽しんでいた方でした」と沈痛な表情で話した。
三國さんの役者魂についても「80歳を超えられても『自分は役者としての才能があるのだろうか』と疑うほどの、演じるということしか考えていないような人でした」と述懐した。
また西田にとっては役者として数多くの影響を与えた存在だそうで「僕の俳優としての哲学、技術、全てにおいて影響があったと思います」と故人を偲んだ。
(撮影/柴田悟)