「痛快な毒舌」で各局バラエティに引っ張りだこの坂上忍(46)。『笑っていいとも!』の後番組『バイキング』では月曜日のMCに大抜擢され、初回から酒に酔って出演したことが話題になった。そのときの反応について坂上は次のように話す。

「うーん、その程度で驚かれるという感覚がないんですね(笑)。テレビというか、雑誌を含めて、あってもなくてもいい商売だと思っているんです。せっかくそんな世界で働いているのに、やんちゃできないっていうのが、いちばんの問題。あんま悪さができなくなっている。だからボクみたいな許される限界の“ギリ”な発言をするのが、珍しがられているのかも」

 “ウソの自分を作り上げる”のが役者だが、こうしたやんちゃぶりを含めて、バラエティ番組では限りなく「100%に近い正直な自分」を出しているのだとか。

「いやぁ、こう見えても、ボクは空気は読みますよ。優しくはないけど(笑)。でも迎合ばかりがいいわけじゃない。たしかに若くて経験がないときは、先輩を黙って観察して、いい悪いを判断する時期。それを経て、ボクは40歳を過ぎたころから、いろいろ割り切るようになりました」

 46歳にして、芸歴43年。坂上にとって「40歳」というのが、大きなターニングポイントになったようだ。

「『なんで今さら後輩に気ぃ使わなきゃいけないんだ』って(笑)。年齢というのは、年下からは絶対に追い越されませんから、そこは自慢していいと思うんですね。生き抜くって大切なことですから」

『自分が正しい』と思ったことを言い切る自信を持てば、後輩からどう見られようが、嫌われようがかまわないのだ。

「いろんな感じ方があるわけですよ。自分らしくいればいい。『素敵だな』『嫌いだな』と感じるのは、自分じゃなくて他人ですから。ほどよく気を使って、優しくして、やんわり厳しくしてって横並びになると、たとえばバラエティ番組の作り手だって、何が面白いコメントなのか選択できなくなるじゃないですか。いろんな価値観を与えるのも、先輩の仕事だと思うんですね。それが『むかつく』だったり『ウザい』でもしょうがない(笑)」

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