「有吉さんのギャラは番組名に自分の名前が入っている冠番組ならば、深夜帯の30分番組でも最低50万円はする。ゴールデン番組の冠ならば、150万円ほど。ほかのバラエティ番組のようなひな壇での出演、また準レギュラー番組のゲスト出演なら70万円前後だ」(制作会社プロデューサー)

 毒舌芸人・有吉弘行(40)の勢いが止まらない。レギュラー番組数が12本と中堅お笑い芸人の中でもトップ。本誌は有吉の番組別ギャラも入手した。ゴールデン番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系)の150万円をトップに、『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)の130万円など、レギュラー12本の合計は週で約1千万円。これらを合計すると年間約5億円。

「ここから事務所の取り分を引き、ほかにラジオ、CMなどのギャラを足すと、有吉の懐に入る金額は、ざっと推定3億円。以前、『年収5億円』という報道を本人は否定したが、いまやけっして遠くない数字だ」(テレビ局関係者)。

 有吉の実家は広島市内から車で40分。周囲を山々に囲まれた土地で、最近ではなでしこジャパンに国民栄誉賞記念品として送られた高級化粧筆「熊野筆」の“筆の町”として有名だ。田んぼに囲まれた中に有吉家はあった。実家は裕福ではなかった。近所の住人たちはこう証言する。

「お父さんはあまり仕事が好きな人じゃなかったけ。麻雀ばかりやっとった。お母さんがよく働いとったね」「実家にはお母さんとお母さんのお姉さんで暮らしていますよ。家は築100年はたっていて、雨漏りがひどいらしいです。今もお母さんが近所のスーパーで働いている姿を見かけたことがあります。畑で家庭菜園したりしてますね」

 じつは幼少期から、有吉には今の芸風を思い起こさせる“クセがあったという。。

「人が嫌がるものまねをよくするんですよ。たとえば相手の家族とか。でも、今でもテレビで見掛けますけど、最後にニヤッと笑うんです。先生のものまねもしてましたけど、注意しようとすると、あのニヤリとした笑顔で先生もヤられてしまうんです。今の毒舌も、当時から相手を怒らせる沸点をわかってて、それより少し下を攻めていく子でした」(中学校の同級生)

今年の4月には、以前住んでいた世田谷区の家賃15万円のマンションから、渋谷区の高級エリアにある家賃50万円のマンションに引っ越している。

「それと同時にアメリカの高級ベッドメーカーの寝具を購入。それも160万円以上もするものとか。もともと不眠症の有吉さんだけに、ここは仕事のためにケチらず、ポンとお金を使ったのでは」(芸能プロ関係者)

 有吉は今後について、親しい芸能関係者にこう語っているという。

「俺はたけしさんやさんまさんにはなれない。そこまでの能力はない。芸人なんて一生できる仕事ではない。売れてられるのもあと3年かな。それまで株で儲けて金を貯めて、大きい家を建てて大きな犬を飼いたい」

《理想は1億円残したまま、自宅でひっそりと死んでいる》と著書でも語っている有吉。彼は我が銭道をこのまま進んでいくのだろうか。

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