「彼女は、いつもはさっさと歩くタイプ。でもあのときは、何かちょっと変で、つまずいたり、フラついたりしている感じ。どうしちゃったのかなと思ったんですよね」
そう語るのは、磯野貴理子(50)の夫。飲食店を経営する24歳年下の彼は、10月23日に脳梗塞を発症した妻の「異変の現場」をこう明かした。
「僕が仕事の合い間に、たまたま帰ってきたときでした。本当にラッキーだったと思います。彼女に『おい、どうしたんだ? 大丈夫か?』って聞いたら、『何かあたし変……。体がフラフラして、いつもの私じゃないみたい』と言うんです。彼女の体を支えてやって、病院で診てもらおうということになったんです」
タクシーではなく救急車を呼んだのは「向かう途中に、もし容体が急変したら」と考えてのことだったという。
「(脳梗塞部分の)範囲は決して小さくはありませんでした。でも、彼女の異変に早く気付いたことで、回復はすごく早いと先生も言ってくれています。今やっているリハビリも、本人は『簡単すぎてつまんない!!』と言ってますよ(笑)」
三重県の実家に住む貴理子の父親は、婿への感謝の言葉を口にした。
「脳梗塞のときは、一刻も早く病院に行って処置していただくことがベターやと言われていますから。そばに(彼が)ついていたことがありがたかったなぁと、女房とも話しているとこなんです。彼については『まだ若いのに、なかなかしっかりした男やな』と思っていました。こうやって命を助けてもらって、そのあともお世話してもらってるわけですから。そりゃあ(再婚して)良かったんと思います」