作家でミュージシャンの辻仁成(55)が20日、都内で行われた映画『LUCY』のDVD&ブルーレイリリース記念イベントに出席した。パリに住みながらも、昨年9月からお笑いコンビの爆笑問題と同じ芸能事務所・タイタンに所属している辻は、映画のテーマにちなみ、最近お笑いの道で“覚醒”しつつあることを明かした。
「人生がドツボなので、“人生忘れなさい”ってバンバン番組に入れられた」と話すように、ここ最近バラエティー番組への出演が増えている辻。一度は「やめさせてくれ」と太田光代社長(50)に申し出たものの、「あなたは向いています」と説得されたという。その後出演を続けるうちに「最近は笑わせなきゃと思うようになった。自分が何をしている人なんだろうかと思うときもあるが、笑いがないと寂しくなる」ようになったといい、「爆笑問題と“失笑問題”というグループを作って、タイタンライブに出たい」と新たな目標を語った。
また辻は元妻の中山美穂(44)と音楽家の渋谷慶一郎氏(41)の熱愛報道についても言及。「皆さん幸せになってもらいたいなと思います」と話したものの、自身の再婚については「息子がダメだって言っている」と否定した。
同映画は『レオン』など数々の映画を手がけてきたリュック・ベッソン監督の最新作。“10%しか機能していない人間の脳が、もし覚醒したら?”という謎を元にストーリーが展開していく。辻は以前、自身のシナリオをベッソン監督の会社『ヨーロッパ・コープ』に持ち込んだことがあるそうで、「『お前面白いな。映画とるならシャンゼリゼ通りを止めてみせるよ』と言われた。ジーンときて、すごい奴だなと思った」と監督との出会いを回想した。
(撮影/河崎文雄)