東京・明治座で行われている『氷川きよし特別公演』は、1千500人の元気な乙女たちの歓声に包まれた。

 第1部では芝居を披露。氷川扮する若い衆・辰五郎が火消しになるまでを描いた人情喜劇で、子役との掛け合いに、客席はときに笑い、ときに涙……。

 火消しとなった辰五郎がまといを振り「江戸八百八町は、俺たち火消しが守る!」とタンカを切れば、「辰五郎!日本一!」の掛け声が飛んだ。

 そして、第2部の歌謡ショー。洋装となった氷川が馬に乗って登場すると、これまた会場は大いに沸く。曲目に美空ひばりさんの『リンゴ追分』や、本公演のために作られた辰五郎の歌『きよしの大江戸千両纏』が初披露されるなど、かなり貴重な機会といえる。

 この日は、27枚目となるシングル『さすらい慕情』の発売日でもあり、「代表曲を作れるように頑張っていきます」とデビュー20周年に向けての決意も。公演後の会見では、ちゃめっ気を見せてこう語った。

「日々、少しずつ辰五郎も成長していると思います。お客様を見ていると、笑ってもらえるかな?と思うところではそうでもなくて、意外なところで反応があるので、まだよくわからないんですけど(笑)」

 火消しのきよし、胸の内は熱く燃えている。

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