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テレビで見る印象と素顔のあいだに、この人ほどギャップのある人はいそうにないという印象が強い竹中直人(59)。現在、舞台『ブロッケンの妖怪』に出演中。共演は、濃いイメージでは竹中の好敵手、生瀬勝久だ。

 

「そもそも生瀬君から声をかけてもらったんですけど、二人芝居と聞いて『恥ずかしいから絶対イヤだ。ほかの役者さんがいてくれないと』って。人前で芝居すること自体、僕は、恥ずかしいんですよ」

 

なるほど、インタビュー中もなかなか目を上げてくれない。コメディアンとしてのコミカルな芸は照れ隠しから生まれるのかもしれない。さて、『ヴィラ・グランデ青山〜返り討ちの日曜日〜』から4年、「竹生企画」第2弾の本作では、彼自身が劇作家の倉持裕にホラーコメディを提案した。

 

「子供のころからホラーは好きですねぇ。フランケンシュタインとか、世の中から見捨てられている人たちの話が好き」

 

物語の舞台は霧が立ち込める孤島。大きな洋館が立っていて、霧が濃い日にはその影が霧に映って、海にもうひとつの洋館が現れる“ブロッケン現象”が。その取材のために絵本作家(竹中)と編集者(生瀬)がやって来る。彼らは次第に洋館での不思議な出来事や住民たちの思惑に巻き込まれ……。発端は神秘的な自然現象。竹中自身の不思議な体験を聞いてみた。

 

「UFOを見たことありますよ。映画のロケで静岡に行ったとき、夜、コンビニへ出かけた帰り道、ふと山のほうを見上げたら、すごくでっかい長方形の物体がじっと浮かんでるんです。黄色や赤や紫の光線を放ちながら、やがてゆっくり山の中へ。あれはUFOに間違いない。翌日、興奮してスタッフに話したら、その時点でウソのような出来事になってしまった。不思議な体験ってそんなものかも(笑)」

 

この舞台の見どころを、竹中はこう語る。

 

「生瀬君との鬼気迫る顔合戦じゃないですかね(笑)。余談ですが、稽古中の階段の上り下りがキツくて。自分から提案した動きなんですが、膝が痛くてやんなっちゃう。もうジジイですし。でも終演後、外に出たときにふわっと感じる風が好きなんです」

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