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ディーン・フジオカ(35)旋風が止まらない。1月22日放送の朝ドラ『あさが来た』でディーン演じる五代友厚が病死するや、視聴者から“五代さまロス”の問い合わせが殺到。あまりの反響に、NHKが2月22日放送での“復活”を発表したのだ。

 

「主人公のあさが見る夢に登場する形での再登場です。このシーンはあらかじめ撮影されていたものですが、使われるかどうかは未定でした。でもあまりに反響があったため、急きょ入れることになったんです」(NHK関係者)

 

なぜ、ここまで人気爆発となったのか。そこには彼のひそかな努力があった。前出のNHK関係者が振り返る。

 

「ディーンさんはクランクイン前にかなりいろいろと調べあげてから、現場入りしていました。『五代友厚のことなら任せてほしい』というくらいの勢いで、プロデューサーにその熱意を伝えたんです。いちど五代さんのお孫さんが表敬訪問したことがあったのですが、その際に『ありがとうございます』と頭を下げられて……。そのとき初めて『良かった』と安堵したほど、役に打ち込んでいました」

 

クールなイメージの彼らしい話だが、実は意外なギャップも持ち合わせていた。

 

「“びっくりぽん”だったのは、彼の明るさ。海外で活躍しているだけあって、ジョーク好きでコミュニケーション上手なんです。スタジオに『グッドモーニング!』と大きな声で挨拶しながら入ってきて、共演者やスタッフひとりひとりとハグ。後ろから抱きつかれることもあって、女性スタッフはドキドキでした(笑)。波瑠さんやスタッフと雑談をしているときも突然、気の抜けた北京語や広東語で話し出して爆笑させたことも。またカメラが趣味らしく、スタジオでみんなを撮影して和ませたりもしていました」(制作スタッフ)

 

国際舞台での経験から、現場コミュニケーションの大切さを理解しているのだろう。なかでも彼はスタッフとの会話に時間を割いていた。

 

「たとえば、ディーンさんが走るシーンで『顔じゃなくて足を撮ってほしい』と申し出たことがありました。その際も単に主張するのではなく、スタッフと一緒に50メートル走をするんです。大学の陸上部出身のスタッフとの勝負でしたが、結果は、ディーンさんの圧勝。そうした共有体験のなかで『走るシーンで大切なのは足だよね』と、自らの思いをさりげなく伝えるようにしていました。同じように彼がいちばん自信のあるカメラ角度は“左斜め45度”。これもカメラマンとやりとりをして『神妙なシーンでは、ここから撮ってください!』とさりげなくリクエストしていました」(前出・制作スタッフ)

 

スタッフをリスペクトしつつも、自らのこだわりについては妥協しない。そうした彼の美学があの“五代さま”を作り上げたのだ。

 

「クランクアップのときは、ディーンさんを慕うスタッフがたくさん駆けつけていました。彼はひとりひとりと両手で握手して『また必ず戻ってきます!』と宣言。いつもオーバーアクションですが、誰に対しても礼儀正しく気遣いができる。そのため現場ではいちばんの人気者でした」(前出・制作スタッフ)