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「脚本を書きあげて3週間ほどたちました。本当はもう少し早く終わるつもりでしたが、昨年の12月ぐらいから体がボロボロというか、いくら寝ても疲れが取れなくなってしまって。1月から2月にかけては『本当に終わりまで書けるのかしら……』と、とても不安でした。ですから、書き終えたときは『ああ、よかった』と、すごくほっとしました。でも、いまは名残り惜しくて『もう少し書いていたかったな』という心境ですね(笑)」

 

そう語るのは、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』の脚本を担当した大森美香さん(44)。実は彼女、4歳の娘を持つママだ。育児をしながらの執筆生活を、こう明かす。

 

「私の日常は午前2時ごろに起きて、6時か7時ぐらいまで仕事をしていると娘が起きてくる。そこで夫を起こして、一緒に朝ごはんを食べ、夫に幼稚園のお弁当を作ってもらう間に仕度をして、娘を幼稚園に送っていく。家に戻って片づけものとか家事をしていると、あっという間に娘を迎えに行く時間(午後2時)になってしまうんです」

 

そんな多忙なママ生活で、彼女が「助かった」というのは――。

 

「娘が通う幼稚園には“預かり保育”があって。午後5時まで預かってもらえたのでとても助かりましたし、夫は会社員ですけど、比較的時間が自由になる仕事で。私が忙しいときには、自分から幼稚園の送り迎えや、育児をしてくれました。妻が仕事をするには夫の理解と協力が必要ですから、夫にはとても感謝しています」

 

仕事に追われる毎日でも、やはり子供とのコミュニケーションは欠かせない。大森さんの場合はというと……。

 

「夜は、晩ごはんのあとに、娘が『遊びたい』と言えば一緒にとことん遊びます。彼女が寝るのは午後9時ごろで、一緒に添い寝をするんですが、たいてい私のほうが先に寝ちゃいます(笑)」

 

高視聴率となった『あさが来た』だが、実は彼女の4歳になる長女もファンだという。

 

「娘は『あさが来た』を見てくれていて、主題歌を歌ってくれますし、菊が亡くなったときは『どうしてみんな泣いているの?』『菊さんが死んだからよ』と言うと『じゃあ、もう出てこないの?』『そう。出てこないの。さびしいね』みたいな会話ができて楽しいですね」

 

そんな愛娘との『あさが来た』トークも、彼女の脚本執筆の励みになっていたことだろう。