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東京で桜が満開となった4月1日、目黒川沿いは、花見を楽しむ人々であふれかえっていた。その人波のなかを、1人黙々と歩いていたのが、うつみ宮土理(73)だった。

 

昨年4月15日、36年間連れ添った夫・愛川欽也さん(享年80)が肺がんで亡くなった。一周忌にあたる今年の4月15日には、『キンケロシアター』で親しい関係者を招いて、メモリアルコンサートを開催するという。また夫の逝去から3か月後には、義妹で所属事務所のプロデューサーを務めていた内海寿美子さん(享年69)が交通事故で亡くなるという悲劇にも襲われた。

 

「そんな彼女には、心の支えになってくれていた男性がいました。うつみさんとは40歳ほど年齢が離れていましたが、2人とも野菜ソムリエの資格を持っていたこともあり、意気投合し、よくいっしょに食事に出かけていたのです」(うつみの知人)

 

昨年10月1日、うつみの73歳の誕生日には、本誌は食事を楽しみ、夜道を腕を組んで歩く2人の姿を目撃している。

 

「うつみさんにとっては心を許せるボーイフレンドでしたが、『息子ほどの年齢の男性にうつつをぬかすなんて!』と親族たちの猛反対もあり、さすがのうつみさんも交際を諦めざるを得なかったのです」(前出・知人)

 

うつみが生活しているのは愛川さんが遺してくれた豪邸だ。都内の高級住宅地に約140坪、7億円とも報じられているが、独り暮らしになった身には広すぎるという。

 

「そんな彼女が寂しさを紛らわせるために始めたのが、英語をあらためて勉強し直すことでした」(前出・知人)

 

うつみは実践女子大学英文学科を酒席で卒業しており、もともと英語が堪能。英語の絵本を何冊も和訳している。3月、スポーツ紙のインタビューには「もう一度英語圏の国に行ってみたいとも考えています」と意欲を明かしていた。前出の知人が続ける。

 

「最近では、英会話学校にも通い始めています。先生や生徒、いろいろな人と会話ができるのが、いまのうつみさんには楽しいようです」

 

豪邸暮らしの孤独から脱するために、76歳で英会話学校に通い始めたという彼女。目黒川沿いではときおり桜を見上げていたが、彼女の脳裏に甦っていたのは在りし日の愛川さんの姿だったのか。

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