放送作家や作詞家、タレントとして活躍し、7月7日に肺炎で亡くなった永六輔さん(享年83)のお別れの会が30日、東京・青山葬儀所で行われ、タレントの黒柳徹子(82)ら各界の著名人が参列した。
祭壇には20代、50代、70代後半の永さんの遺影が並べられ、記帳の代わりに参列者がメッセージをポストに投函できる「お便りコーナー」も設けられた。
永さんと60年以上の親交があり、お別れ会の発起人代表でもある黒柳は「永さんは私の葬儀委員長をやるとおっしゃっていたのに、思惑を外してしまいましたね」と語りかけ、「本当に、いいお友だち以上の、同志でも戦友でもなく、何て言うんでしょうね。心からの友だちでした。いなくなって心にぽっかり穴が開いた気持ちです。はっきり言って、永さんのいないこの世の中は非常につまらないと思います」と涙を浮かべながら別れを悼んだ。
この日は、作曲家の小林亜星(84)や、フリーアナウンサーの久米宏(72)、女優の柏木由紀子(68)ら芸能関係者を含め、700人以上が参列した。