近藤サト(50)が7月18日、「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演。白髪を隠さなくなった理由を明かした。
20代から白髪に悩まされていたと言う近藤。周囲からの勧めもあり、20年近く白髪を染め続けたという。
しかし11年、東日本大震災という転機が。防災グッズの中に白髪染めを入れようとしている自分に気づき、白髪に「追い込まれている」自分に違和感を覚えたという。そして白髪染めを辞めようと決意したところ、「逆にふっきれた」という近藤。「白髪を出すようになって若さに未練がなくなった。すごく良かった」と語った。
実は近藤同様、こうした白髪を認めることで心機一転した人は多い。“80代のファッションリーダー”こと、女優の草笛光子(84)もその1人だ。
「草笛さんはグレーヘアに憧れていたものの、いざ自分の髪に白髪が目立ち始めると黒に染めていました。しかし舞台仕事で剃髪し、一転。生えてくる髪の白さを見て、白髪染めをやめる決意をしたそうです。髪へのこだわりから解放されただけでなく、新しい自分に可能性も感じたといいます」(美容関係者)
また中尾ミエ(72)はグレーヘアの女性を集めたチーム「ソルトンセサミ」を結成している。「ソルトンセサミ」とは“ごま塩”という意味。同グループは、チャリティに精を出している。
「中尾さんはテレビに映る自分の姿を見て、“髪は黒々しているのに顔は50代”というアンバランスさに気づいたそうです。毛染めをやめた分、老けて見えないよういっそう健康に気をつけるように。ありのままの自分でいることが自信へとつながり、人間的な魅力を深めることができたといいます」(前出・美容関係者)
やめることは、始まりでもあるようだ。