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アイドルグループ「愛の葉Girls」の大本萌景さん(享年16)の自殺をめぐり、「死んだら負け」と発言した松本人志(55)。その主張が物議を醸すなか、明石家さんま(63)の”座右の銘”がにわかに注目を集めている。

 

10月14日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で松本は「ついつい(亡くなった人を)かばってしまいがちなんだけど、やっぱり『死んだら負けや』っていうことをもっとみんなが言わないと」などと発言。1週間以上たってもTwitter上では賛否両論の声が止まない。

 

賛成派は《この言葉で死なないぞと思える子もいる》《否定する人は優しく見えるだけで何も解決出来ない》と、松本の発言が持つ強いパワーを評価しているようだ。

 

いっぽうで《追い込まれた人間をさらに追い込むような言葉》《こんな言葉に感動するのは、むしろ加害者の側》といった、松本の発言の”負の側面”を指摘するツイートも。「死んだら負け」という言葉は、自殺の責任を自殺者自身に押し付けてしまいかねない。さらには、そのような状況に追い込んだパワハラやいじめの加害者の責任を薄めてしまうということだろう。

 

そんな中で脚光を浴びたのが、松本の先輩でもある明石家さんまの座右の銘。もちろん今回の問題とは関係ない文脈で生まれた言葉だが、以下のように関連づけるツイートが投稿されている。

 

《明石家さんまさんの「生きてるだけで丸もうけ」のほうが、立ち止まらせる力(止めさせる力ではない)があると思う。》

 

《北風と太陽の話もそうだけど、松っちゃんの「死んだら負け」って強い言い方よりも、さんま師匠の「生きてるだけで丸もうけ」のほうが柔らかいし、さすが旅人脱がすの上手いなって思う。》

 

「生きてるだけで丸もうけ」は、さんまの長女・IMALU(29)の名前の由来ともなった座右の銘。一見すると、松本の「死んだら負け」を単に言い換えただけのようにも思える。しかし「生きてるだけで丸もうけ」には、誰かを責めるニュアンスがない。むしろ死を選ぼうとするほど人生に絶望する人にも、優しく響く言葉に聞こえる。

 

松本人志と明石家さんまという大物芸人2人の生き様まで映すかのような、似て非なる2つの言葉。「死んだら負け」と「生きてるだけで丸もうけ」、あなたはどちらに共感するだろうか。

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