1月21日、錦戸亮(34)主演ドラマ『トレース 科捜研の男』(フジテレビ系)の第3話が放送された。だが、平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ)。初めて2桁台を割る形となってしまった。

 

科捜研の法医研究員・真野礼二(錦戸)と新人研究員・沢口ノンナ(新木優子・25)が、捜査一課の虎丸良平(船越英一郎・58)と共に事件の“トレース”(痕跡)から真相を追求するドラマ。第3話は“幼女連続殺人”と今まで以上に重いテーマ。9歳の少女・ももの絞殺遺体が発見される。

 

DNA鑑定を行ったところ、被害者に暴行された痕跡が見つからず捜査は暗礁に乗り上げる。すると、虎丸の先輩刑事・鶴見茂(大地康雄・67)が登場。彼の担当した20年前と10年前に起きた連続幼女殺人事件と今回の事件の手口が酷似しているという。そのことから、当時証拠不十分で逮捕に至らなかった児童館職員・西内(池内万作・46)が今回の容疑者だと睨む鶴見。

 

そして、鶴見の捜査により遺体発見現場からタバコの吸い殻を発見。鑑定の結果、吸い殻から西内のDNAが検出され逮捕に成功。だが状況に不自然さを感じた真野が再度調査した結果、鶴見が証拠を捏造していたと明らかになったのだ。

 

「弁明できることではない」と珍しく食い下がる姿勢を見せる虎丸だが、真野に当時の事件にかける鶴見の思いを訴える。すると、真野も熱意に応えて当時の事件の再調査を開始。そして、ジーンズの縫い目から犯人が西内であることを立証した。

 

連続幼女殺人事件の犯行は認めた西内だが、松戸ももの殺害はかたくなに否認し続ける。真野の丁寧な捜査の結果、驚きの真実が明らかに。実は殺人ではなく、ももの事故死だったのだ。

 

不仲な両親を仲直りさせるため、ももは自殺するふりを画策していた。だが紐をかけた木が折れるというアクシデントにより、亡くなってしまっていた。思いもよらない真相に多くの視聴者が息を飲んだ。

 

真相を知って「生きているうちに大切な人に思いを伝えたり、伝えられない思いに気づいてあげることができたら、それがいちばんなのに……」とやるせなさを見せるノンナ。あまりにも悲しい展開に視聴者も《今回は一段と悲しいお話だった》《辛すぎてみていられない……》とぐったり気味。視聴率が2桁台を下回った原因は、こうしたストーリー展開にあったのかもしれない。

 

だが最後に、ノンナは真野をご飯に誘う。そして「生きてるうちに」と笑顔を向けたノンナの姿は、苦しいことや悲しいことがあっても前に進まなければいけないという前向きなメッセージなのだろう。

 

第4話では科捜研の研究員仲間である相楽一臣(山崎樹範・44)が容疑者に。これまで存在感の薄かった仲間たちにスポットライトが当たる展開から目が離せない。