宝塚の公演再開に賛否も自粛延長にエンタメ界は崩壊寸前

宝塚歌劇団は9日、本拠地である兵庫県宝塚市の劇場で公演を再開した。政府は新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、1〜2週間にわたって2月26日に大規模なスポーツや文化イベントの自粛を要請。同劇団も要請を受け、同月29日から公演を休止していた。

 

プロ野球が開幕延期を決定するなど、各界でイベント開催の自粛が続いている状況下での再開に波紋が広がっている。

 

各メディアによると、再開に向けて同劇団は休演中に劇場内の客席などを重点的に消毒。また、客席を使った演出の取り止めや館内の飲食店を閉鎖するなど感染防止対策を強化したという。それでも、“クラスター感染”などを危惧する人々からは《勇み足では?》《心配》といった声が上がった。

 

いっぽうで再開を待ち望んでいた人も。再開当日は星組の新トップ・礼真琴と舞空瞳が同劇場で出演する公演の千秋楽でもあった。また、専科生で男役スターの華形ひかるの退団セレモニーも行われていた。そのため、ファンからは《良かった》《嬉しい》といった安堵の声も広がっている。

 

そんななか、安倍晋三首相(65)は10日、全国的なスポーツや文化イベントの自粛をさらに10日間ほど延長するよう要請した。依然として終息の兆しが見えない自粛要請に、エンターテインメント界は窮状を訴えている。

 

「イベントを中心としてビジネスが成立しているので、突然中止となると多くの関連会社などに影響します。感染症は興行中止保険の対象とされず、計り知れないほど損害が出ています。政府の要請は理解できますが、要請するなら補償もセットで提示すべきではないでしょうか。今後開催予定のイベントについても、宣伝や告知はストップ状態。現場では『これ以上持ち堪えられない』と悲鳴が上がっています」(興行関係者)

 

すでに経済活動にも影響を及ぼしている“コロナショック”。19日頃にはこれまでの政策の効果について、専門家会議の判断が示されるという。果たして、自粛要請はいつまで続くのだろうかーー。

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