コロナ禍で広がる支援の輪 著名人の公表で“寄付観”に変化か

新型コロナウィルス感染拡大の影響が深刻化するなか、著名人による寄付活動が注目を集めている。そして、自らSNSやブログで公表する著名人が増加しているのだ。

 

ミュージシャンの西川貴教(49)は4月14日、出身地であり「ふるさと観光大使」を務める滋賀県に300万円の寄付。祖母や父親が県内の医療機関にかかっているという西川は、《県の医療や福祉、介護関係者の皆さんの感染症対策に役立てていただくべく、僅ではありますが寄附させて頂きました》とTwitterで表明した。

 

サッカー日本代表の長友佑都選手(33)も16日、国際的な医療支援活動を行っているNPO法人「ジャパンハート」へ500万円寄付したとTwitterで報告。団体は「#マスクを医療従事者に」と、クラウドファンディングで購入費用を募っていた。長友含む17名の著名人がサポーターとしてSNSで広く呼びかけ、開始からわずか1日で約1億5千万円もの寄付が集まった。

 

『バイキング』(フジテレビ系)で感染情報を伝えている坂上忍(52)は、17日に「緊急事態宣言が解除されるまで個人収入を全額寄付する」とブログで表明。また寄付が「売名行為」と揶揄されることについて、《なにがいけないのか?》と提起。

 

《ご本人が本意でなくとも、あえて公表することによって、寄付文化が根付いていない日本に於いては充分意義があると、ボクはおもっています》と示した。

 

そうした坂上の“寄付観”を支持する声が広がっている。

 

《なかなか出来ない事だと思う。売名だとは全然思わない》

 

《「黙って寄付しろ派」だったけど、影響力ある人の公言する寄付ってアリだと考え改めた》

 

《寄付について、売名とか言う人もいるけれど外野からどうこう言われる筋合いはないし、必ず誰かの助けになる》

 

「日本では“黙って行うことが美徳”とされる風潮もあり、寄付意識が低いと言われていました。寄付をためらう理由には『どこで何のために使われるのか』と不安を抱く人が多いようです。しかし東日本大震災を機に、復興支援を目的としたクラウドファンディングが認知されるように。SNSやインターネットを利用した呼びかけが浸透しました。そのため『求心力を役立てたい』と考える著名人も。支援に対する関心の向上や、寄付者の増加といった波及を意図しているようです」(全国紙記者)

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