昨年から三宅は、パーソナリティを務めるラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm)で25周年ライブについて「やらないっていう選択肢はないんじゃないかな」と宣言。
同番組の6月22日放送回では、マスクや消毒液のスプレーボトルといった25周年グッズを考案中であることを明かし、あきらめない姿勢を語っていた。
《万が一、今年コンサートができなかったとしても、25周年は今しかない。ファンの人たちには、こんな状況下でも少しでも楽しんでもらえたらいいなと思ってるんだよね》
そんな三宅の祈りが通じたのか、水面下で25周年ツアー実現に向けて動きだしているという。
「秋から3年ぶりの全国ツアーを行えないか、できる限り調整しているといいます。もちろんデビュー日の11月1日は有力な開催予定日です」(イベント関係者)
コロナ対策も徹底するようだ。
「観客には会場が用意したマスクとフェースシールドの着用を義務づけ、客席も1席ずつ空けて十分に配慮したうえで実施できればと考えているようです」(前出・イベント関係者)
しかし、客席を半分に絞ってのツアー実施となると、大幅な収益ダウンは避けられないだろう。それでもV6が25周年ツアーへ動く背景には、“ジャニーズの呪縛”が関係していた――。
「実はこれまでジャニーズで25周年をファンとライブでともに祝ったグループはいません。少年隊は存続していますが、グループとしての活動は実質ありません。
’16年に25周年を迎えるはずだったSMAPは、ツアーをしないままその年末に解散。昨年が25周年だったTOKIOも’18年に山口達也さん(48)が脱退・退所して以降は音楽活動を休止しています。25周年ツアーはいまだジャニーズで誰も成し遂げたことがない“偉業”なんです」(前出・音楽関係者)
25周年目前で、ツアーを実現できなかったSMAPとTOKIO。そんな先輩たちの背中を誰よりも見てきたのがV6だった。