「法要には嵐からは松本さんが出席。また、当初のスケジュールでは参加できない予定だった櫻井翔さんも、都合がついて急遽参加したそうです。松本さんは神妙な顔で涙を浮かべているように見えたといいます。

 

’20年末で活動休止を控える嵐で、松本さんはコンサートの演出も手掛ける立場。そしてジャニーさんは、松本さんが『エンタメの僕をつくってくれた』と涙ながらに明言するとても大きな存在です。

 

ジャニーさんのモットーである、何が起きてもショーは続けなければならないという“Show must go on”の精神は、松本さんにも受け継がれています。亡くなってからのこの1年でいろいろありましたし、活動休止までのこれから半年もまだ先行き不透明な部分が多い。いいことも、悪いことも、ジャニーさんに報告したいことは多いのでしょう」(前出・芸能関係者)

 

“いい報告”といえば、積極的な“世界進出”の挑戦だろう。「世界中に嵐を巻き起こしなさい」。嵐になって初めてジャニーさんから言われたのはこの言葉だったと、メンバーの相葉雅紀(37)が話していたこともあるように、世界進出は事務所設立当時からのジャニーさんの夢だったという。

 

「その遺志を継ぐべく、松本さんは奮闘してきました。嵐は昨年後半から、YouTubeチャンネルを開設し、ストリーミングサービスでの音源配信を開始。また、かつての嵐の楽曲を生まれ変わらせる『Reborn』シリーズも英詞が多く盛り込まれるなど、広く世界の市場に向けた展開をしています。そして松本さん自らが、これらのために、昨夏、アメリカを訪れ、現地のクリエーターたちと打ち合わせをして、自分の意見を伝えているのです」(音楽関係者)

 

世界進出という“いい報告”の一方で、コロナ禍でコンサートが開けなくなったことは大きな痛手。松本がジャニーさんに“相談”したかったできごとだろう。今後、松本に課せられた最大の重責は、開催が見えなかった、活動休止前の“有終の美”を飾るコンサートを可能な限り実行に移すこと。ジャニーさんの祭壇の前でも、実現を心に誓ったに違いない。

 

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