井ノ原は、自分と岸の境遇を重ね合わせているのかもしれない、と話すのはある芸能関係者。
「最近、井ノ原さんが笑い話でよく話すのが、デビュー当初のV6のグループ内格差について。人気があった年下組のカミセンに比べて、自分たちトニセンは……と自虐的に振り返っているんです。岸さんは人気もありますしキンプリのリーダーですが、絶対的センターは平野紫耀さん(23)ですからね」
さらに井ノ原には岸らに伝えたい思いがあるようだ、と続ける。
「V6は今年25周年を迎えますが、井ノ原さんがMCの実力で認められているように、各メンバーが得意分野で活躍できるグループになった。センターに立つようなメンバーでなくとも、自分の個性を大事にすればいい、という自らの経験を後輩に伝えたいのです」
井ノ原の思いのこもった指南もあってか『24時間テレビ』出演で岸の評価はうなぎのぼりだという。
「天然ぶりや一生懸命な様子が、多くの視聴者や業界関係者に知られました。バラエティの注目株として業界内では話題に上っています」(別の芸能関係者)
非センターでも輝ける――。井ノ原の教えを胸に活躍する岸の姿を見る機会がこれから増えそうだ。
「女性自身」2020年10月20日号 掲載