■滝沢副社長に気になる後輩の名前を…
しかし、松本に残された時間はそう多くはないようだ。
「先日、所属するジャニーズJr.のタレントが満22歳到達後の最初の3月31日までに事務所と合意に至らなければ活動を終了するという“定年制”の導入が発表されました。そのため、デビューできるように後輩たちを急ピッチで指導していく必要があります。
松本さんは今後、Jr.の発掘も何らかの形で関わっていくそうで、副社長の滝沢秀明さん(38)とも連携を取りながら関東、関西問わず、気になったJr.の名前を伝えているそうです。レッスンも定期的に見ていくことになるといいます」(前出・音楽関係者)
オファーから約2カ月熟考して大河への出演を決断したというが、その陰にはある覚悟が秘められていた。松本をよく知るテレビ局関係者は言う。
「通常、大河の撮影は放送前年の夏ごろからスタートしますが、松本さんは演技への探求心が強いので、’22年初頭から所作指導や乗馬訓練などに取り組むでしょう。また、時期は未定ですが『99.9』の続編計画も進行しているといいます」
つまり、松本が後輩たちとじっくり向き合えるのは実質、今年しかないというのだ。
「それでも松本さんが後輩指導を買って出たのは“自分を育ててくれたジャニーさんと事務所に恩返ししたい”と考えているからだと思います。そして後輩たちのデビューを見届けて、大河主演を張る役者として自らを高め、万全の態勢で嵐の再集結を迎えたいという思いもあるのでしょう。
この3年間は今までとは違う困難が続く“茨の道”ですが、松本さんは突き進む腹を決めたそうです」
松本は今回の大河出演にあたって、こうも語っている。
《嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません》
後輩とともに大海原へとこぎ出した松本。“3年間の荒波”に立ち向かい、再び集結する日が今から待ち遠しい。
「女性自身」2021年2月9日号 掲載