「撮影は6月からを予定しています。実は、錦戸さんの出演についてはコロナ禍になる前から進められていたんです。
だから無事にクランクインのめどが立ったことで、スタッフも胸をなで下ろしているみたいです」(映画関係者)
3月1日、錦戸亮(36)が映画『Cottontail』に出演すると報じられた。米エンタメ業界誌『Variety』のWEB版が伝えたもので、日本と英国で撮影するという。
錦戸は’19年9月にジャニーズ事務所を退所し、独立。以降は音楽業を中心に活動しており、俳優業からは遠ざかっていた。
最後の出演作となったドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が終了したのは’19年3月。実に、27カ月ぶりの撮影現場復帰となる。
「リリー・フランキーさん(57)と錦戸さんが親子役で出演。ほかにも木村多江さん(49)や高梨臨さん(32)、『ハリー・ポッター』に出演していたキアラン・ハインズさん(68)らが名を連ねています。それだけの豪華共演陣だけに、期待が高まっています」(前出・映画関係者)
しかし今回の映画出演に際しては、意外な“条件”がつけられていたという。
「当初は渡辺謙さん(61)と渡辺大さん(36)の親子共演が予定されていました。しかし最終的に白紙となり、リリーさんと錦戸さんが起用されることになりました。
背景にあったのは、“深刻な製作費不足”でした。つまり、高いギャラを出せないということです。それでも、錦戸さんは『出演したい!』と快諾したのです」(前出・映画関係者)
なぜ錦戸は“ギャラ激安”のオファーを受けたのか。そこには現場への渇望があった。
「錦戸さんは昨年2月にもTwitterで《久々セリフ言いたいなって欲も出てきました》とつづるなど、俳優復帰を願い続けてきました。もちろん、出演オファー自体はありました。しかし彼は『独立後の1作目にはこだわりたい』と言って、じっと機会をうかがっていたといいます。
ただ、なかなか理想の作品には巡り合えませんでした。そんななかで『Cottontail』に巡り合った錦戸さんは、『もう、これしかない!』と感動。そしてギャラの額よりも、気に入った作品に挑戦することを優先させたのです」(芸能関係者)
独立から1年半、ようやく役者の世界に戻ってくる錦戸。再びスクリーンで見られる日を、ファンも心待ちにしていることだろう。
「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載