昨年1月、子供を抱っこしながら外出する菅野美穂 画像を見る

最近の芸能ニュースを見ていて、芸能人の“意外な告白”を目にする機会が増えたと感じる人はいないでしょうか。

 

たとえば「私は親との関係に実は長年悩んでいました」と、毒親告白をする人。たとえば「子育ては毎日戦争のようで、自分のケアなんて全然していません」と、現実感のある子育てを告白する人。はたまた不妊治療であったり、セクシャルの問題であったりを告白する人などなど。

 

数年前までは暴露といえば、恋愛ネタが定番でした。しかし、最近はパーソナルな告白をする芸能人がバンバン増えています。一体なぜ、このような流れが出てきたのでしょうか。

 

吉川ひなのに菅野美穂も…芸能人の私生活暴露が加速する背景
画像を見る 3月、純白のドレス姿で『リコカツ』の撮影に臨む北川景子

 

■なぜ芸能人がこぞって私生活を告白し始めたのか

 

たとえば毒親問題であれば、お笑い芸人の青木さやかさん(48)が厳しかった母親との軋轢を積極的に発信。毒親問題に悩む方から、共感の声を集めています。また吉川ひなのさん(41)も過去に両親から経済的に依存されていたと、5月に上梓した著書で告白しています。

 

子育てで言えば菅野美穂さん(43)や北川景子さん(34)など、その数はもっと多くなります。女優といえば、以前は私生活がミステリアスなイメージもあったもの。主演クラスの女優さんたちが子育ての苦労をバンバン吐露するようになったのも、時代の流れの変化といえるでしょう。

 

こうしたある意味での“告白ブーム”がなぜ起きているかというと、芸能人の人気に「共感」が強く絡むようになってきたこと、そして芸能界の「仕組み」が以前とは変わってきていることなども要因として考えられます。

 

そもそも人気を構成する要素は女優、モデル、芸人、それぞれの立場によって昔は違ったものです。しかし今はどの職業においても、「共感」がとにかく必要な時代です。

 

またこの共感を抱く前段階で憧れの要素が強ければ強いほど、多くの人は自分と同じような境遇や気持ちを見つけたときにギャップから、共感と合わせてその人をまるごと好きになるように思います。

 

その際たる例が、女優さんによる本音の子育てトークでしょう。「あの人も私と同じで大変なんだ!」という気持ちを強く抱いたお母さんたちがこぞって応援する流れは、最近よく目にするものです。

 

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出典元:

WEB女性自身

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