■10年交際からの結婚が“無理ゲー”に感じる理由
また今回の報道では、“10年間付き合って違う人と結婚される女性側の悲しみ”に寄り添うような声も一部ではありました。
しかしこれは今回のケースに限らず、男女の結婚への考え方の違いによって私たちの周りでも起こりうる話だなと感じました。「結婚」という行動に対して男女で求める要素が異なることは往々にしてあるため、結婚する決意のタイミングもずれがちなのです。
女性は結婚に安心や安定を求めることが多いもの。そのため付き合ってすぐの男性ではなく、ある程度付き合って物理的にも精神的にも安心できてから初めて「この人と結婚!」となる傾向にあります。
いっぽうで男性は相手との未来に成長や前進といった明るい要素を感じると、結婚を決意するケースが多いように思います。
男性によくある結婚を渋る理由に、「収入がもっと上がったら」とか「今のプロジェクトが落ち着いたら」などがあります。
これは結婚を成長や前進といったポジティブなイベントにするため、それ以外の不安材料を事前に整理しておきたいと思う気持ちなのかもしれません。
こうした考え方の違いがあると例えば10年といわなくても、3年とか5年とか長期間付き合うとズレが出てきがちです。女性は相手に対して信頼も安心も抱いており、いつでも結婚大歓迎モード。いっぽうで男性は相手と一緒にいることで安心はしても、未来への可能性を感じなくなっているケースがあるのです。
こうした男女の心理を踏まえると、10年来の女性(仮に彼女と仮定すると)と別れて新しい彼女との結婚を決める鬼龍院さん(というか男性)側の心理も実はよくあること……だと思ったりもします。