「もともと『笑ってはいけない』シリーズのロケには出演者とスタッフ合わせてものすごい人数が参加し、編集作業にも膨大な労力を投じなければなりません。
昨年は、新型コロナ対策に常に神経を使わなければいけなくなったうえ、関係者全員のPCR検査などで、想定以上の費用がかかりました。“休止”という報告が局内で共有されて、ホッとした人は少なくないはずです」
こう話すのは、ある日本テレビ局員だ。9月20日、日テレは大みそか恒例となった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズの放送休止を発表した。
2006年から放送され、『NHK紅白歌合戦』の裏番組として、高視聴率を叩き出すキラーコンテンツだった同シリーズ。休止したのは、やはりダウンタウン・松本人志(58)が、「もう限界」と判断したからにほかならないーー。
「松本さんが体力的に限界を感じていたことが大きいんです。過酷なロケをこなすだけではなく、松本さんは番組の企画・演出を務めており、打ち合わせや会議に何度も出なければなりません。
相方の浜田雅功さん(58)も、制作前段階からの打ち合わせに参加していますし、大きな負担が2人にかかっていました。
松本さんは、毎年のように制作会見で『今年で最後』『ヒット曲を出して紅白に』などとボケていましたが、あれは半分くらい本気だったのです。20代から第一線を走り続けていれば、無理もないでしょう」(日本テレビ関係者)