■制作陣が模索する冠城亘の“引き際”
このように卒業を惜しむファンが多くいることもあり、“歴代最長の相棒”を盛大に送り出す計画が進んでいるという。
「制作サイドは現在、水谷さんのベストパートナーである反町さんの最高の “引き際”を模索しているみたいですよ。前任者たちとの別れは、辞職や異動、逮捕でした。なんでも今シーズンの最終回で冠城亘が“永遠の別れ”となる構想もあるそうです。歴代の『相棒』ではじめての殉職シーンとなります。水谷さんも反町さんと同作での再共演が今後、消滅するのは寂しい思いもあるでしょう。
往年の名作『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)をほうふつとさせる“最期”で、インパクトは絶大。過去最高視聴率である23.7%超えを目指しているとか……。もちろん反町さん本人が希望すればですがね」(映像制作関係者)
あとを継ぐ新“相棒”に関してはまだ白紙のようだ。
「このドラマは2クール続き、1年に8カ月もの長期間撮影するので、後継者探しには時間がかかります。だからまだ正直、何も決まっていません。今までのイメージを覆す5代目を探すことになるでしょう」(前出・映像制作関係者)
『LIBRA』’20年3月号のインタビューで反町は“相棒”を務めることについて、このように語っていた。
《1年目は1歩、2年目は3歩、3年目はできれば10歩とか。少しでも近づいていく努力をし、「『相棒』の仕事をやって本当によかった」と思える日が迎えられたらいいな、と。それができたならば、自分なりの挑戦の結果に納得ができるかなと思っています》
冒頭の卒業発表後のロケ現場で見せていた笑顔。そこには新たな挑戦に対する“納得できる”答えがあるように見えた――。