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10月から始まった秋ドラマもいよいよ大詰め。

 

東京オリンピックなどの影響もあり苦戦した夏ドラマに比べ、秋ドラマの世帯視聴率は全体的には堅調。恋愛ものやサスペンス、医療ものなどジャンルも幅広く、「豊作」の呼び声も高いクールだ。

 

しかし、クライマックスを迎え、視聴者の満足度にも開きが出てきた。

 

そこで本誌は、秋ドラマで「見るのをやめた作品」「見るのを続けている作品」についてアンケートを行った(11月30日~12月7日)。

 

まずは「見るのをやめた作品」について。一度は視聴者が見たものの、定着しなかった作品とは……。

 

■「話が複雑」「暗い」が離れていく要因に?

 

同率2位となったのが、『アバランチ』と『日本沈没―希望のひと―』。

 

『アバランチ』は今秋から新たに始まったフジテレビ“月10枠”最初の作品。綾野剛(39)演じる主人公は、警察が裁かない悪を裁く謎のアウトロー集団「アバランチ」に所属している元公安…という設定だ。番宣は一切ななく、ハードボイルドな作風を放送前から貫いていた。

 

監督は映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などで知られる藤井道人氏で、映画のような質感とアクションが話題になっていたが《話が難しくて脱落してしまった》(30代女性/パート)とアウトロー集団や内閣官房が絡み合うストーリーに集中力が切れてしまった人が多かった。また、《シリアスな作風だったので期待していたが、初回のラストで制裁しない展開に拍子抜け》(30代女性/自由業・自営業)と、演出と脚本のギャップに戸惑う意見も見られた。

 

『日本沈没―希望のひと―』は73年に刊行された『日本沈没』を原作に、現代アレンジを大きく加えた作品。主演は小栗旬(38)、共演には杏(35)、松山ケンイチ(36)、香川照之(56)など日曜劇場らしい豪華な顔ぶれが並んだ。

 

未曾有の災害危機に立ち向かう官僚たちの姿を描く作品だが、《地震を表す映像が苦手、過去の震災を思い出してしまう》(30代女性/医療関係者)《暗くて怖い》(20代女性/医療関係者)など昨今の災害を連想し脱落してしまったというコメントが続出。《昔のドラマのイメージの方が良かった、CGも安っぽいし軽い感じがする》(50代男性/自由業・自営業)といった、過去の映像化作品との比較をする意見もあった。

 

そして不名誉にも1位となってしまったのが、月9『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』。19年4月に放送された、窪田正孝(33)演じる天才放射線技師の活躍を描いた医療ドラマの続編だ。

 

人気作のシーズン2ということでファンも多いはずだが、《続きなので期待していたが、新鮮味がなく面白くなかった》(40代女性/会社員)など、物足りなさを感じる視聴者が続出。医療ドラマの続編として、今期はほかに『ドクターX』も放送されているが、こちらは新たな“敵”として野村萬斎が登場。こうしたインパクトある新要素に欠けると、期待値が高いぶん飽きられてしまうのかもしれない。また、《本田翼ちゃん好きだけど演技がひとり下手すぎる》(40代女性/会社員)という辛辣な意見も寄せられた。

 

最終結果はこちら。

 

【秋ドラマの中で、途中で見るのをやめた作品は?】(複数回答可)

 

1位:『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』20.4%
2位:『アバランチ』15.1%
2位:『日本沈没―希望のひと―』:15.1%
4位:『顔だけ先生』14.0%
5位:『SUPER RICH』12.9%

 

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出典元:

WEB女性自身

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