「近親者のみで葬儀を行うことができました。皆さんご協力ありがとうございました」
「寒い中、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」
こう話したのは、ミュージカル女優・神田沙也加さん(享年35)の両親である神田正輝(71)と松田聖子(59)だ。12月18日、札幌市内のホテルから転落死した沙也加さん。正輝と聖子は21日、葬儀を終えたあと取材に応じ冒頭のようにコメント。そして、2人は亡き娘の骨壺と位牌を抱えていたーー。
‘86年10月1日、この世に生を受けた沙也加さん。しかし父の正輝は俳優、そして母の聖子はアイドルとして名を馳せていたため、生まれる前から沙也加さんの存在は日本中に知れ渡っていた。そして、誕生してからもその成長ぶりがメディアを通して伝えられていた。
そのため正輝は’16年8月、沙也加さんの「初めて話した言葉が『マチュコミ』だった」と本誌で明かしている。
「生まれたときから騒々しい環境で育った上に、小学校では“有名人夫婦の娘”というレッテルに悩んだといいます。ですが、沙也加さんは『常に冷静に』と決めていたそうです。
その後、ロサンゼルスの学校に通うことになると、クラスメイトは両親のことを気にしなかった。『神田沙也加という一人の人間として認めてもらえたことが嬉しかった』と回想していました」(スポーツ紙記者)