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『伊勢佐木町ブルース』や『池袋の夜』などで知られるブルースの女王・青江三奈さん(享年59)。彼女が2000年7月に逝去してから21年になる。

 

「青江さんはNHK紅白歌合戦に18回も出場しています。1968年は『伊勢佐木町ブルース』を歌いましたが、イントロ部分のため息は『子供も見ているのにセクシーすぎる』といった意見もあり、楽器の音をかぶせることにしたのです」(ベテランの芸能記者)

 

青江さんは膵臓がんにより逝去したが、その直後に“遺産バトル”が勃発。

 

「亡くなるわずか1カ月半前に、作曲家・花礼二氏と入籍していたことが、通夜の席で明らかになったのです。

 

もともと青江さんと花氏は夫婦同然の生活を送っていましたが、1981年に関係が破綻。しかし2000年の青江さんのがん闘病中に、よりが戻ったそうです。

 

青江さんの遺産は目黒区の自宅や預貯金を含めて2億円ほど。花氏は『(遺産は)ビタ一文、誰にも渡したくない』と発言、いっぽうの青江さんのきょうだいたちはマスコミに花氏への不信感を訴えました。いわゆる“臨終婚騒動”です」(前出・芸能記者)

 

当時、本誌は花氏をインタビュー取材している。なぜ青江さんが入籍したことを家族に伝えていなかったのか、という質問に彼はこう答えていた。

 

「それはもうタイミングを逸してしまったとしか思えません。私の口からも言えずじまいで……」

 

一周忌を終えたころ花氏は熱海市での生活を始める。高台の借家には、青江さんのステージ衣装が数十着も運びこまれていた。その後、青江さんが住んでいた目黒区の自宅は処分した。

 

「花さんは『遺品はいずれ記念館をつくって展示したい』と言っていましたが……」(花氏の知人)

 

だが2021年夏に花氏は一人暮らしをしていた自宅で急逝。89歳だったという。熱海で暮らしていた借家の持ち主はこう語る。

 

「足腰は弱っていたものの、ずっとお元気だったんですよ。ところがこの夏に急に容態が悪くなって、そのまま亡くなってしまいました。葬儀はご親戚が営みましたが、遺品も全部整理されました」

 

花氏の孤独死により、『青江三奈記念館』は幻となったのだ。

出典元:

WEB女性自身

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