■小栗は民放主演なら150万円以上だが…
2位は平清盛役の松平健(68)で60万円。『草燃える』『元禄繚乱』『利家とまつ』『義経』など、大河ドラマ7作に出演している。
「’17年には同局ドラマ『PTAグランパ!』で主演。『紅白』にも2回出場し、『マツケンサンバII』を披露しています。
俳優業以外でもNHKに貢献している西田さんと松平さんは、今作では別格のギャラですね。お2人とも過去の大河ドラマで北条義時役を演じている“先輩”でもあります。ただし、出演料が高額のため、登場回数が限られる役になります」(前出・NHK関係者)
主演の小栗旬(39)は50万円で意外にも3位タイ。今回で8度目の大河出演となる小栗だが、前出の制作関係者はこう語る。
「小栗さんが民放ドラマに主演すると150万円前後になります。民放の3分の1の出演料ですが、実は小栗さんはこれまでNHKドラマでの主演経験がないため、主演でもこのクラスに留まるのです」
丹後局役の鈴木京香(53)と、上総広常役の佐藤浩市(61)は小栗と同率3位。両者ともに脚本の三谷幸喜(60)から信頼が厚い役者だと、前出の制作関係者は言う。
「三谷さんが脚本を務めた『新選組!』で浩市さんは芹沢鴨役、京香さんはその愛人であるお梅役を演じました。京香さんは『真田丸』にも出演していて、三谷大河は今回で皆勤賞です。
京香さんは朝ドラ『君の名は』(’91〜’92年)のヒロインを演じ、大反響を呼んだ主演連ドラ『セカンドバージン』(’10年)は映画化までされました。女優のなかではトップクラスの貢献度です」
佐藤もNHKとの縁は深い。
「俳優デビュー作が、ドラマ『続・続 事件 月の景色』(’80年)の主演でした。大河ドラマでは『新選組!』以外にも『翔ぶが如く』で坂本竜馬役、『炎立つ』で源義家役を演じました。’05年の土曜ドラマ『クライマーズ・ハイ』では主演の新聞記者役が評価され、第32回放送文化基金賞出演者賞を受賞しています」(前出・制作関係者)
そして今作では息子・寛一郎(25)との“親子共演”も話題だ。
「大河初出演となる寛一郎さんは源頼朝の孫・公暁という重要な役どころ。NHKの信頼度の高さがうかがえます」(前出・制作関係者)