「仕事ができればいちばんいいですけどね。やっぱりなんだかんだ言って、仕事が楽しいんですよね。バラエティでも役者の仕事でも、何かしら(仕事が)できているといいなあと思いますよ」
5月12日から放送が開始された「ヤクルト400W」の新CMのメーキング映像で、100歳まで続けたいと思うことを尋ねられて、こう語ったのは大泉洋(49)。
生涯現役を望む大泉は現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で、鎌倉幕府の初代将軍となる源頼朝を好演している。
「劇中の頼朝はプライドが高いうえに冷淡な性格で、自らのために『使い捨ての駒』といって、味方の上総広常(佐藤浩市)の命を奪いました。ほかにも同じ源氏の木曽義仲(青木崇高)や、自分の長女と婚約関係にあった義高(市川染五郎)まで殺しています」(テレビ局関係者)
そんな大泉演じる頼朝のあまりの無情さに視聴者も驚愕。
Twitter上では、放送後に“#全部大泉のせい”というハッシュタグがトレンド入りする事態に……。
「“全部大泉のせい”という言葉は、もともと主演の小栗旬さん(39)が考案したものです。小栗さんは役に没入するがあまり、『大泉さんさえいなければ、みんな死なないのに』と思ったそうです。
そこで撮影時のマスクに悪ふざけで“全部大泉のせい”とメッセージを書いたところ現場が大盛り上がり。このことを小栗さんがテレビで話すと、視聴者の間でも“全部大泉のせい”が大流行したんです」(前出・芸能関係者)
頼朝のあまりの恐ろしさに大河の公式HPのインタビューで、《心配だもん、好感度だけで売っている人間だからさ、僕の好感度はどこまで下がるのかなって(笑)》と冗談交じりに語っていた大泉だが、一つだけ誤算があったようだ。
「大泉さんには10歳の娘さんがいらっしゃいます。娘さんは大泉さんが出演した作品を全部見るほどの大ファンで、夢は大泉さんのような上手に泣ける女優になることだそうです。それほどお父さんのことが大好きですからいくらドラマの中のこととはいえ“全部大泉のせい”という言葉に思わずショックを受けたと聞いています」(番組関係者)
“パパをイジメないで”という愛娘の叫びに当の本人は。
「地方での仕事の合間を縫って、日帰りでも娘さんに会いに帰るほど溺愛している大泉さんですから、自らの迫真の演技の結果、娘さんを悲しませたことに困惑したみたいです。ただ、女優志望の娘さんはあくまでドラマの話と割り切って、むしろ『バラエティで面白いことも言えて、怖い人の役もできるパパってすごい』と尊敬しなおしたといいます」(前出・番組関係者)
娘の理解を得て、大泉は非情な頼朝を全うするーー。