■後継番組は『バイキング』時代に戻ってバラエティ制作班が担当
視聴率1%台連発の原因はどこにあるのか。
「曜日ごとのレギュラーは芸能人ですが、毎日出演しているのは佐野瑞樹、山﨑夕貴という2人の局アナだけ。ただでさえテレビの視聴率が下がっている中で、バラエティ寄りの情報番組の“顔”が局アナでは厳しい。経費削減という事情もあったのでしょうけど、その割に曜日ごとのレギュラーは4~6人います。高岡早紀さん、小泉孝太郎さん、前田敦子さん、ゆうちゃみ、井上咲楽さんなど俳優や人気タレントを集めています。
ただ、帯番組は誰が毎日出ているかが重要ですから、レギュラーを少し減らしてでも柱になるタレントを立てるべきでした。『バイキング』は最初曜日ごとにMCが違い、低視聴率だった。しかし、坂上忍に1本化して時事ネタを扱うようになってから数字が上がっていった。なんで『バイキング』と同じ間違いをしたのでしょうか…」(前出・テレビ局関係者)
気になる後番組はどうなるのだろうか。制作関係者はこう語る。
「『ポップUP!』は情報制作局が担当しているため情報番組のテイストが強いが、後継番組はバラエティ制作班が担当します。これは『バイキング』時代に戻るということ。そのため、バラエティ色を全面に押し出していくといいます。
新MC候補にはヒロミさんや中居正広さんの名前が上がっており、水面下で打診しているようです。ただ、2人ともベテランですし、十分過ぎるほどの蓄えもある。今さら帯番組に挑戦しても正直、旨味がない。後継番組の“顔”のキャスティングは難航しそうです」
フジテレビの昼番組は前途多難か――。