現在放送中の人気ドラマ『silent』(フジテレビ系)。その脚本を務める生方美久氏(29)が12月18日放送の『ボクらの時代』(同局系)に登場し、作品に対する熱い思いを語ったが、その内容が物議を醸している。
『silent』は川口春奈(27)演じる青羽紬と、目黒蓮(25)演じる聴力をほとんど失った佐倉想が、手話を通じて思いを通わせる切なくも温かいラブストーリー。10月6日に放送が始まると、第1話の見逃し配信再生数(TVerやFOD、GYAO!の合計値)が531万回。続いて第2話567万回、第3話564万回と3話連続で500万回超えを記録し、さらに第4話では688万回を達成するなど、今クール1番の注目作という呼び声も高い。
そして12月22日に迎える最終回を前に、脚本家の生方氏は18日の『ボクらの時代』に『silent』の演出・風間太樹氏(31)やプロデューサーの村瀬健氏(49)とともに出演。自身の来歴や同作について語った。
番組終盤で海外ドラマについての話題になり、生方氏は「韓国ドラマとか洋画がそんなにハマらない理由って、私、日本語が好きだからなんですよ」とコメント。そして「silentとかまさにそうですけど、日本語じゃないと繋がらないものってあるじゃないですか。同じ言葉だけど、違う意味で使う、シーンで違う意味とか。人によって違う意味で捉えられる言葉とか。あれって日本語じゃないと意味がない。(そういう)ものを私はすごい使ってて」といい、こう続けた。
「これって、もし海外で翻訳されて出たら、この意味って海外の人には伝わらないんだ、っていう悲しさがちょっとあるくらいで。私は日本のドラマとして、日本語の良さ、日本語の面白さ、ある意味残酷さみたいなものを書きたいから、ぶっちゃけ海外って興味ない」
「海外で配信とかされても、『すごいんだ、おめでとう』って思うだけで、すごい嬉しいとかぶっちゃけない。日本人に観てほしい。日本人っていうか、日本語がわかる人に観てほしい」