人々の情報源として大きな役割を果たしてきた朝や昼の情報番組。そんな番組に独自の色を添えるのがMCだ。しかし同時に、視聴者の印象を大きく左右する立場でもある。
6月に掲載し大変反響の大きかった「好き・嫌いなMCランキング」を再度実施。様々な事件が相次いだ今年の下半期を経て、視聴者の感覚がどのように変わったのかを調べてみた。この記事では嫌いなMCランキングについて、テレビコラムニスト・桧山珠美さんの分析を交えて紹介する。
3位に選ばれたのは『サンデーモーニング』(TBS系)で司会を務める関口宏(79)だ。
今年1月にトンガの海底火山が噴火した際、画面に津波警報・注意報の発令地域を示す日本地図が表示され続けたことに対し「どうしても日本地図を出さなければいけないんでしょうか?」と発言し、物議を呼んだ関口。先日行われたカタールW杯でも、決勝当日に決勝戦の行われる日時について「いつですか、決勝?」「何時?」と質問。視聴者からは“それくらい知っておいて”とあきれ声が……。
「先日、『サンデーモーニング』を見ると、妙に画面が爽やかだと思ったら、関口さんがコロナ感染でお休みしていました。それほど、日曜日の朝から不景気ズラを振り撒いていたんですね。
今の若者は“なぜ、あの人を使い続けているのか”と不思議に思うでしょうが、TBSにとっては『クイズ100人に聞きました』や『わくわく動物ランド』など名司会者ぶりで人気番組を牽引してきた功績は大きい。『サンモニ』のスタッフも、もはや何も意見ができないのでは」(桧山さん)
超大御所ゆえか、空気を読まない発言や番組中に「知らない」「わからない」を連発。視聴者を混乱させる点が信頼感を失わせているようだ。読者からは以下のようなコメントが。
《興味がないと思われる物事に対して、理解や知ろうとする姿勢がない》
《感覚の古い大御所に忖度しすぎなのか?それとも、本人が時代の流れにのれていないのか?本当にヤバい時がある》
《情報番組のMCとしては古臭さを感じるので番組刷新してほしいです!ただ、特番のフレンドパークは不愉快さを感じないのが不思議です。こちらは観たいです(笑)》