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《御朱印をいただいてホテルに戻ったら、神社の方からご連絡があり、私が落とした写真を預かっていますと》(Web「VOGUE」’22年12月19日付)

 

ドラマ『大奥』(NHK)で徳川吉宗を演じるにあたり、ゆかりの刺田比古神社を訪れた冨永愛(40)。そこで落としてしまった写真が戻ってきたことで、神主から「大きな厄落としになりましたね」と声をかけられたという。その写真には、冨永と息子の仲むつまじい姿が写っていた――。

 

男女の役割が逆転した仮想の江戸時代を描いたドラマ『大奥』が話題だ。

 

「『大奥』の初回放送は、配信サービスNHKプラスの視聴者数が大河ドラマと朝ドラ以外で最多を記録しました」(テレビ誌記者)

 

数字だけではなく、冨永の人柄と演技力は局内でも評判になっているという。

 

「モデルさんならではのこだわりが強すぎて、やりづらい方なのかと言われていました。しかし現場では周囲への配慮もこまやかで、制作スタッフもとてもやりやすかったそうです。体幹がしっかりしているせいか馬術シーンは予想以上の存在感を発揮しました」(NHK関係者)

 

役者として再ブレークした冨永だが、私生活は平坦ではなかった。’04年にパリ在住の日本人パティシエと結婚して男児を授かるが、’09年に離婚。シングルマザーとして息子の章胤くんを育ててきた。

 

転機は彼が小学校4年生のときに訪れた。冨永は仕事で留守になりがちだったため、寂しさのあまり“お母さんは僕のことなんかどうでもいいんだ。生まれてこなければよかった”と泣き叫んだという。ショックを受けた冨永は休業を決意した。

 

「休業中は育児に全力投球し、PTAの役員になったり、謝恩会で司会を担当したこともあるほどでした。“ふつうのお母さん”として章胤くんと向き合えたのがよかった、とインタビューでも話していましたね」(芸能関係者)

 

そして3年がたったころ、“ランウエーを歩くお母さんを見たい”という章胤くんの言葉が後押しとなり、冨永は仕事に復帰。さらに、17歳となった章胤くんは’22年に雑誌『VOGUE JAPAN』10月号でモデルデビューした。

 

今や冨永親子は、公私ともに同じ時間を過ごし、“同志”のような存在となっているという。

 

「母が料理する姿をいつも見て育った章胤くんは、自然と自分でも作るようになったそうです。それでも、“先輩”でもある母が体形維持のための厳しい食事管理を欠かさないことに感嘆し、自身のYouTubeでは“冨永愛を尊敬します、母親ながら。これは結構ガチで思ってる”と語っています」(前出・芸能関係者)

 

“ベースは変わらないからチャレンジできる”と語る冨永。8年前の思い切った決断が、モデルとしても母としても冨永のベースを確立させ、“女将軍”吉宗の好演につながったのだろう。

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