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坂本昌行(52)、長野博(50)、井ノ原快彦(47)からなる20th Century(以下・トニセン)が喫茶店をオープンすると8月13日に発表した。その名も「喫茶二十世紀」。場所は東京都渋谷区神宮前で、11月1日にオープンを予定している。

 

トニセンは居心地の良い喫茶店が少しずつ減ってきている現状を寂しく思い、“喫茶文化を絶えず未来に残していきたい”と考え、約2年の歳月をかけて準備してきたという。そこで「喫茶二十世紀」の店内は昭和の喫茶店をリスペクトしたデザインで、さらに閉店した喫茶店のインテリアを譲り受け再活用するそうだ。

 

全日本コーヒー協会によれば、喫茶店の数は’81年の15万4630店をピークに、10年後の’91年には12万6260店に、’16年には、ほぼ半分である6万7198まで減少したという。そしてトニセンが憂うように、古き良き昭和の喫茶店は“絶滅危機”とも言われている。

 

そんななか、文化を守るためにアイドルグループが喫茶店を開くという異例の試みに挑戦したトニセン。このことについて、喫茶店の経営者はどう考えるだろうか? そこでトニセンと同じように「喫茶文化を継承したい」という想いから、’69年創業の喫茶店「ポエム」(兵庫県神戸市)など3店を先代から引き継いで経営している山﨑俊一氏(41)に話を聞いた。

 

まず山﨑氏は経営者として、“昭和の喫茶店の絶滅危機”を肌で感じているという。

 

「僕の知っているお店でも、近々なくなってしまうお店が1軒あるんです。いわゆる純喫茶で、とても居心地のいいお店なのですが……。理由はやっぱり経営難ですね。ここ数年、純喫茶がブームになっていて、若い経営者の方も増えています。ですがお年寄りがされている、古くからあるお店の客足が増えているわけではありません。

 

また今、物価が上昇していますが、お年寄りのオーナーさんだと昔からの常連さんのことを思って値段を上げたがらないんです。そういったことが原因で『もうお店を閉めてしまおう』というオーナーさんが増えています」(以下、カッコ内は山﨑氏の発言)

 

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出典元:

WEB女性自身

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