■「無料で電車に乗る方法を教えます」→新幹線のトイレにこもる
ここで懲りるかと思いきや、企画は続く。フィディアスは「警察はすでに私のことを知っています」と話すと、スウェットを着用しフードをかぶって駅へと向かった。「誰も私を捕まえないことを祈ります」と言いながら、階段を降りホームに到着すると「今度は、無料で電車に乗る方法を教えます」とウィンク。
フィディアスは西九州新幹線の「かもめ」に乗り込みながら、無賃乗車の方法を「電車に乗ったら、トイレを見つけて、すぐにトイレに行きます」と実況。トイレを見つけると「ここがバスルームです。ずっとトイレに閉じこもってしまいます」と個室に入り鍵をかけた。
乗車中、トイレのドアがノックされ車掌とみられる人物が様子を見に来るシーンも。フィディアスが用を足すふりをすると立ち去ったが、目的地でトイレから出ると、フィディアスのことを駅員が待ち構えていた。
「私にできる唯一の事は、病気の振りをすることでした」と、回想するフィディアス。駅員に「チケット見せてください」と指摘されると「I’m sick…sick…(病気で、病気なんです…)」とはぐらかす。そんなウソに駅員がごまかされるわけもなく、「ポリス呼ぶよ」と逃げようとするフィディアスの服をつかんで離さない。しかし、フィディアスはすきを見て逃走。「私は次に乗らなければいけない電車までまっすぐ走り、警察よりも電車が早く来ることを期待しました」とナレーションしている。
そして、「もう一度同じ方法をやります、トイレに隠れます」と宣言し新大阪行の新幹線に乗車。またもトイレに閉じこもり岡山まで移動してしまったのだ。
さらにその後も、泊まっていないホテルの朝食ビュッフェを勝手に食べたほか、企画に参加する別の男性が夜行バスにただ乗りしようとして乗務員に見つかる様子も動画に収められている。
10月23日までに27万回再生されているこの動画。YouTube上のコメント欄には、非難が殺到している。
《警察署に連れて行かれたって被害者面すんのキッショ。もう日本に来んな。自国でやれ。》
《二度と日本に来るな》
《このような外国人は日本から入国禁止にすべきだと思います。彼らは規則を尊重していないので、外国人として恥ずかしいです》
《最初に善意でお金渡した人、可哀想やな》
《この犯罪者の印象が下がるだけならまだしも、他の外国の人の印象も下がっているとこを分かっているのかな?? 本当に実行する人がいる可能性もありますよ??》
なお、現在確認できる動画の中では、フィディアスが警察に逮捕された様子はない。